『打ち上げ花火』菅田将暉、「仮面ライダーW」デビュー当時のアフレコ経験活かせず声優初挑戦に苦戦

劇場アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』製作報告会見が11日、都内・新宿パークタワーホールにて行われ、広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、松たか子、原作者の岩井俊二、企画・プロデュースの川村元気が出席した。

打ち上げ花火

原作・岩井俊二、脚本・大根仁、総監督・新房昭之が豪華タッグを組む本作は、“繰り返される夏の一日”、恋の奇跡を描くラブストーリー。「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」夏休みの花火大会を前に、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、ある出来事から時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返していく。再婚する母親から逃れようと「かけおち」を画策するヒロイン・なずな役に広瀬すず、典道役を声優初挑戦となる菅田将暉、典道の恋敵となるクラスメイト・祐介役を宮野真守が演じる。

打ち上げ花火

細田守監督作『バケモノの子』以来2度目のアニメ声優を務める広瀬は「脚本を書かれているのが大根さんということもあって、アニメーションなんだけれども実写の会話のテンポが繰り広げられていって。なので自然に世界観に溶け込んでいけました。すごい楽しかったです」と明かし、「(アフレコは)緊張しました!なずなちゃんが大人っぽくて、演じていて一人でソワソワしてました」と振り返った。

打ち上げ花火

菅田との初共演に「すごい方だなと思いました!なんでも出来る感じで、なんだろう...ヤバいと思いましたね」と言う広瀬に対し、菅田は「ほんまか?」とツッコミ。声優初挑戦となった菅田は、「プレッシャーはありました」と明かし、「アフレコ自体はデビュー作がライダー(『仮面ライダーW』)だったのでやったことはあるんですが、当時は『ハッ!』『ヤア!』って初めての欠片もないような、必殺技の声くらいしかやったことがなかった。今回みたいに、言葉の一音一音の上ずり方とか、トーンの弾み方で微妙な心境を表現するのは難しかったですね」と吐露。そんな広瀬・菅田との共演に、宮野は「2人がとてもピュアなオーラを発していたので、僕も頑張ってピュアになろうと思いました」とはにかんでいた。

なお本作は、映画完成前にして、全世界110の国と地域での配給が決定。異例のスピードでの世界配給となった。川村は「予告編映像だけでこれだけ決まっているわけですから、これから映画祭などを通してまだまだ増えていくと思います」と自信をのぞかせた。

映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は8月18日(金)より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
声の出演:広瀬すず 菅田将暉 宮野真守
原作:岩井俊二 脚本:大根仁
総監督:新房昭之 監督:武内宣之 音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
公式サイト:http://uchiagehanabi.jp

©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会

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