石井杏奈が語る、河瀬直美の特殊な撮影現場に岩田剛典も驚き「セリフは全てアドリブです」

EXILE TRIBEとShortShortsによるコラボ企画『CINEMA FIGHTERS』のプレミア上映が8日、都内・TOHOシネマズ上野で行われ、岩田剛典と石井杏奈が登壇した。

CINEMA FIGHTERS

大歓声に迎えられた岩田は鑑賞後の観客をぐるりと見渡し「みなさんいい表情していますね!」と満足気な表情を見せた。またMCを務めたLiLiCoが感想を聞くと、会場から大きな拍手が。その様子に岩田は「やらせたでしょう(笑)」と照れた表情を見せながらも「ありがとうございます」と石井と共に一礼した。

CINEMA FIGHTERS

石井が出演した『パラレルワールド』は山田孝之演じる徹が15年前に卒業した高校を訪れたことで、過去と未来が交錯する物語。石井は15年前、徹が想いを寄せていた真矢を演じている。監督は『光』の河瀬直美が務めている。脚本の元となっている楽曲は「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の「Unfair World」。

CINEMA FIGHTERS

石井が、本作には脚本がなかったことを打ち明けると、岩田も会場も驚きの表情に。「あったのは、こういうシーンがあるって書かれている紙が1枚だけで、セリフは全てアドリブでした。今回はショートフィルムで特殊だったっていうのもありますけど、山田さんとも当日『初めまして』で、そこからタメ口で話さないといけないのが大変でした」と次々と衝撃の裏話が、岩田も思わず「それは大変だ」と呟いていた。

岩田が「キスシーンは初日だったの?」と尋ねると「初日の夜でしたね!」と石井が返し、さらに驚きと感嘆の表情が。石井は「でもなかなかキスシーンに行けないじゃないですか。撮り方もリハーサルせずに長回しだったので『いつキスするんだろう』って山田さんとの無言のやり取りがあって、そうしているうちに監督からちょっとやろうかって(笑)」と照れた表情で語った。

CINEMA FIGHTERS

真夏に撮影が行われた本作、室内のシーンも暑さとの戦いだったうえに、特殊な撮り方のため監督とカメラマンしか現場にはいなかったそう。「いつ撮ってるかわからなかったのでマネージャーさんも逃げていないと行けなくて、なので、汗かくと監督が来て、自分の汗で拭いてくれるんです(笑)」と話し、会場中を笑いで包んだ。

そんな特殊な現場であった本作、役作りについて石井は「撮影前に山田さんと別々に呼び出されて、あなたはこういう役だからって教えてもらっただけです。山田さんが何を言われたのかはわからないですね」と語り、続けて「撮影中の監督の指示も天の声だと思って欲しい。と言われていたので、自分の気持ちの流れに監督からの指示を合わせてやっていました」と撮影当時を振り返った。

CINEMA FIGHTERS

最後に石井は「6作全部人と人の関わりによって、自分の気持ちが動いたりとか、一歩踏み出そうと思えたりとか、いろんな気持ちになれる作品だと思うので多くの人に届くことを願っています」と締めくくり、舞台挨拶は幕を下ろした。

映画『CINEMA FIGHTERS』は2018年1月26日(金)より全国公開

公式サイト:cf-movie.com

(C)2017 CINEMA FIGHTERS

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で