『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル最新作『パーティで女の子に話しかけるには』が、12月1日(金)より全国公開される。この度、エル・ファニングが映画で初めて歌声を披露したライブシーンの映像が公開となった。
映像では、マイクを握り締める少女・ザン(エル・ファニング)の姿が捉えられている。飛び入りで舞台に立つことになってしまったザンが、戸惑いつつも自身が属するコミュニティについて言葉にすると、客席からはヤジが。しかし、ザンはそのヤジにがなり返し、その気持ちを感じ取ったエンも即興で加わり、音楽は摩訶不思議な曲へと展開していく。
幼い頃は女優ではなく歌手を夢見ていたというファニングは、本作で念願だった初めての歌唱シーンに挑戦。さらに本シーンは、ミッチェル監督が原作を読んだ時に、映像化したい場面として最初に浮かんだものだとか。この曲「Eat Me Alive」は、本作の音楽を担当するジェイミー・スチュワート(Xiu Xiu)とミッチェル監督が共同で制作している。
音楽が不可欠な本作について、ミッチェル監督は「よく陥りがちなヒット曲を集めただけの懐メロ映画にするのは避けたかった」と説明し、隠れた逸品といえる「ダムド」や「ザ・ホモセクシャルズ」などの楽曲を使用。一方で、オリジナル曲を多数制作し、劇中バンドであるディスコーズの楽曲はマーティン・トムリンソン(セルフィッシュ・カント)が提供している。
加えて、カール・ニューマン(ザ・ニューポルノグラファーズ)やエズラ・ファーマンからもパンク調のオリジナル曲の提供を受け、作曲家のニコ・ミューリー、マトモス、A.C.ニューマン、主題歌「Between the Breaths」を担当したMitski…と、今を生きる個性的なミュージシャンを集めることで、初期のパンク・シーンが持っていた何でもありの猥雑なパワーを映画に持ち込んだ。
さらに、公開初日である12月1日(金)に、全ての上映劇場で本作を鑑賞した方に先着で<オリジナルステッカー>プレゼントが決定。(数量限定/なくなり次第終了)この場面のザンの熱唱姿をモチーフに、セックス・ピストルズのシンボルカラーであるイエロー&ピンクでのデザインとザンがエンに投げかける「DO MORE PUNK TO ME(もっとパンクして)」というふたりの出会いの言葉がプリントされた。
映画『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
【CREDIT】
監督・脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル
出演:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン
原作:ニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」
衣装:サンディ・パウエル
配給:ギャガ
© COLONY FILMS LIMITED 2016