土屋太鳳「健先輩の笑顔は、さいっこうに素敵です!」佐藤健へ手紙のサプライズ

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』大ヒット舞台挨拶が25日、都内・新宿ピカデリーにて行われ、主演の佐藤健と土屋太鳳が登壇。土屋から佐藤へサプライズの手紙がプレゼントされた。

8年越しの花嫁

土屋太鳳「健先輩の笑顔は、さいっこうに素敵です!」


土屋から佐藤へ感謝の手紙がサプライズで登場すると、「これまた緊張します!」と土屋。佐藤は「じゃ家で読む!皆様の前でね、恥ずかしいじゃないですか」と照れ笑いを見せた。「心を込めて書いた」という土屋が手紙を読もうとすると、スタンドマイクの位置を調整してあげるなど、佐藤の紳士な一面も垣間見れた。

8年越しの花嫁

土屋からの手紙に、佐藤は「恥ずかしいの10乗くらいですね(笑)嬉しいです!びっくりしました」とにっこり。「『変わらない愛はない』とか思ってしまう僕ですが...だからこそ、まっすぐに『変わらない愛はあるんだよ!』って信じて口にできるような土屋さんに憧れがあります。尊敬しています。こちらこそ今後とも宜しくお願いします!」と胸の内を明かした。

8年越しの花嫁

土屋太鳳から佐藤健へ... 手紙全文


健先輩へ

健先輩にお返事を書こうと決めたものの、伝えたいことがありすぎて、何から書けばいいのか...私は3日間考え続けました。ひとつだけはっきり分かるのは、健先輩は本当に本当に、まっすぐな方なので、こういう場所用に「選ぶ言葉なんていらない」って思うだろうな、ということ。だから今日は想っていることを、まっすぐにしたためたいと思います。

健先輩と出会うことができたのは、8年前のことでした。だから、ある意味本当に8年越しに妻役を演じさせてもらったわけなのですが、実はもう一つ、個人的にとても心に刺さっている健先輩の言葉があります。それは、2012年に放送されたあるドキュメンタリー番組での健先輩の言葉です。

その時、今の私と同い年くらいの健先輩は「変わらない愛はない」っておっしゃいました。私はその時、なぜだかすごく強く、この方に「変わらない愛はある」って伝えたいと思ってしまって、テレビに向かって「そんなことはないですよ!」と話しかけてしまったんです。一緒に観ていた家族は笑っていたけれど、私は本当に本気でした。

でも、その時すでに健先輩は、ドキュメンタリー番組で密着されるほどスターでいらして。私は伝えるといっても、「いつ伝えるんだろう...」と自分で不思議に思っていたりもしたのですが。もしかしたら、あの時からこの作品でご一緒する未来があったのかもしれないって、いま勝手に思っています。

「変わらない愛はあります!」しかも、それは健先輩の心の中に。

どんな時もファンの方と向き合い感謝をして、エキストラさん方には現場の仲間として尊敬の気持ちを持って接し、常に自分よりスタッフさん方を労う健先輩の姿は、熱く温かく柔らかく、優しい...本当に豊かな、変わらぬ愛を宿しています。

そして私は、その姿や言葉、舞台挨拶で元気よく出て行く瞬間の楽しそうな健先輩の背中、客席の方々を嬉しそうに見つめる瞳に、役者として大切なたくさんのことを教えていただきました。心から、心から...心から感謝しています。

そしてもう一つ!健先輩!健先輩の笑顔は、さいっこうに素敵です!

健先輩はなんでもできて、なんでも知っていて、なんでも分かるのに...なぜか仕事以外の自分のことだけよくわかってないと思います。だから、悪ガキから妻役まで、ご一緒させていただいた私が、この場を持って全力でお伝えします。健先輩の笑顔は、素敵です!

この作品の撮影中も、どんなに支えられたことか。年上の男性に失礼かとは思いますが、とてもチャーミングで猫が笑った時みたいです(笑)多分、ご自分がご自分の笑顔を愛していないのかもしれないくて、その気持ち、私も自分の笑顔が好きではないのでわかります。

でも、健先輩の笑顔はたくさんの人を幸せにするんです。だからどうか、いつか健先輩の笑顔が、健先輩ご自身を温める時が来ることを心から願っているし、その時まで私はしつこく「笑顔が素敵だ!」って伝えていきたいと思います!

お誕生日プレゼントをくださった時、健先輩に「おばあちゃんになるまで使います!」って言ったら、「おばあちゃんになるまで同じもの使わないでしょ!」っておっしゃいましたが...土屋太鳳は使いますよ!!

おばあちゃんになるまで、ずーっと健先輩の孫でいます。ですので「今までありがとうございました!」とは書きません。性別が違うだけでコミュニケーションが取りにくくなる世界ではありますが、これからも同業の後輩の一人として、変わらぬ孫愛と一緒に、宜しくお願いします。

そしてまた、その背中にたどり着けるよう全力で追いかけていきたいと思います。


原作は「YouTube」に投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として多くの話題を集め、2015年7月に書籍化された「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」。結婚を約束した20代のカップルに起きた不運から物語は展開され、過酷な闘病生活、記憶障害や別れ・再会を経て結ばれる奇跡の8年間を描く。

結婚式の3ヶ月前に原因不明の病に侵され、昏睡状態・記憶障害に陥ってしまう中原麻衣を土屋太鳳が、彼女の回復を祈り続け、深い愛情を注ぎ続ける西澤尚志を佐藤健がそれぞれ演じる。『るろうに剣心 京都大火編・伝説の最期編』 以来3年ぶりの共演を果たす。 監督を『64 ロクヨン』2部作の瀬々敬久が務め、脚本は2017年放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」を手がける岡田惠和が担当する。

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は大ヒット公開中

【CREDIT】
原作:「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)
監督:瀬々敬久 脚本:岡田惠和
出演:佐藤健、土屋太鳳、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、古舘寛治、杉本哲太、薬師丸ひろ子(※古舘寛治の「舘」の字は、正式には外字の舘(※舎官)となる)
配給:松竹 公式サイト:http://8nengoshi.jp/

©2017「8年越しの花嫁」製作委員会

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