報道パパラッチの暗部を抉るスリラー『ナイトクローラー』8月日本公開決定

本年度(第87回)アカデミー賞脚本賞にノミネートされた、ロサンゼルスの熾烈な報道パパラッチの暗部を描いた犯罪スリラー映画『NIGHTCRAWLER』が『ナイトクローラー』の邦題で8月22日より全国公開されることが決定し、合わせてポスタービジュアルが解禁となった。

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『ナイトクローラー』は、視聴率のために倫理をも踏み外した刺激的な映像を欲しがるテレビ業界の裏側と、それを非難しながらも求める現代社会の闇に迫ったスリラー映画。警察無線を傍受していち早く事件・事故現場に駆け付けて被害者にカメラを向ける報道スクープ専門の映像パパラッチ「ナイトクローラー」。刺激的な映像を求めて夜の街を這いまわり、交通事故や火災、事件現場の模様を撮影した映像をマスコミに売り捌いてカネを得るジャーナリズムが、次第にエスカレートしていく様が描かれる。

『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞にノミネートされたジェイク・ギレンホールが主演を務め、ごく普通の男に潜む底なしの狂気を恐ろしくも見事に怪演。監督・脚本は、『リアル・スティール』の原案や『ボーン・レガシー』の脚本を手がけ、本作が監督デビュー作となるダン・ギルロイ。米国レビューサイトRotten Tomatoesで驚異の95%を叩き出し、高評価を集めている。映画史上かつてない“戦慄のハッピーエンド”が待ち受ける衝撃作。

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【Story】
学歴もコネもなく、休職中のルー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日たまたま通りがかった事故現場で、テレビ局に悲惨な事故映像を売って稼ぐ報道スクープ専門の映像パパラッチ「ナイトクローラー」の存在を知る。すぐさまビデオカメラを手に入れたルーは、ある事件の撮影に成功したことから、報道パパラッチ業界に足を踏み入れていく。警察無線を傍受しながら事件や事故の発生を待ち、夜な夜な猛スピードで車を走らせて、現場に駆け付けるルー。良心の呵責など1秒たりとも感じさせないルーの過激な映像は高く売れるが、テレビ局の要求はさらにエスカレートしていく。そして遂にルーは、ジャーナリストとしての立場を逸脱し、一線を越えてしまう。

『ナイトクローラー』は、8月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて全国公開。

監督・脚本:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホール/レネ・ルッソ/ビル・パクストン ほか
提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ギャガ
配給:ギャガ
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