5月4日(金)より公開される映画『サバービコン 仮面を被った街』より、保険調査員バド・クーパーを演じたオスカー・アイザックのインタビュー映像が解禁となった。
ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本、コーエン兄弟が脚本を手がけた本作は、2017年のべネチア際映画祭コンペティション部門に出品され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』と人気を分け合った話題作。1950年代の郊外住宅で実際に起きた人種差別暴動をモチーフに組み入れたドラマは、理想的な家族、理想的な街、そして理想的なアメリカのメッキがはがれていく過程をスリリングに描き出す。マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックが共演する。
オスカー俳優との豪華共演について尋ねられると、ジュリアン・ムーアについては「ジュリアンのことは心から尊敬してる。彼女と共演できて最高だったね。彼女はあの役柄を本当に面白く演じた。調査員のクーパーと彼女のやり取りが最高に面白いよ」と、マットについても「マットは僕が長年尊敬してた人だ。すばらしい俳優でとても心の温かい人だよ。彼と共演できてとても楽しかった」と、実力・実績のある2人を尊敬し、共演を楽しんだことを話している。
今回のオスカーの役柄は、脚本を担当したコーエン兄弟がもともとジョージ・クルーニー監督に配役を考えていた役柄であり、ジョージ・クルーニー監督も「オスカーがうらやましいよ。映画をかっさらっていく美味しい役どころなんだ」と明かしている。
そんなジョージ・クルーニー監督についても、オスカー・アイザックは「彼はメチャクチャいたずら好きなんだ。でも同時に とても明晰だから余計に楽しい。彼といるとこちらも色々挑戦したくなる。一緒に映画を作ってる気にさせてくれる監督だね」と話す。普通だったらプレッシャーを感じる状況でも、監督といい関係性を築き、作品つくりに励んだことを振り返っている。
本作で描かれた“アメリカ”について尋ねられると、グアテマラ出身でアメリカで主に活動しているオスカー・アイザックは「今の時代にタイムリーな題材だと思う。“アメリカを再び偉大に”と言って、かつての輝かしいアメリカに戻ろうとする動きがある。本作はそんな時代にこそ見てほしい作品だと思う。“理想的”なアメリカの闇の部分に焦点を当てている。いかに上辺だけだったかを教えてくれるんだ」とコメントしている。
映画『サバービコン 仮面を被った街』は5月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
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