映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』公開記念舞台挨拶が6月30日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、別所哲也と岩田剛典が登壇した。
詩と音楽、映像を一つに融合した<CINEMA FIGHTERS project>の最新作、 映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』。公開2週目となる6月30日(土)には、 <CINEMA FIGHTERS project> の企画者の一人でありSSFF&ASIA代表の別所哲也と、6作品のうち1作である『ファンキー』で主演を務めた岩田剛典が登場。
MCからSSFF&ASIAで三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEがフェスティバルナビゲーターを務めたことについて、岩田は「すごく豪華なセレモニーでした。出演者の方もものすごく豪華な方ばかりで、とても貴重な経験になりました」とセレモニーの様子などをコメントし、SSFF&ASIAの代表でもある別所は「セレモニー後のガラパーティーで、岩田さんには乾杯の音頭をとってもらい、素敵に開幕することができました」とエピソードを披露。
出演作「ファンキー」の脚本を読んだときの印象を聞かれると、岩田は「正直初めて読んだ時は、“これはどれにかかっているのか”とか、色々な疑問が浮かんだのですが、(石井裕也)監督に相談したら、監督にはゴールがちゃんと見えていらっしゃっていて、そういった“監督のみぞ知る”ことがあるので、石井さんを信じて撮影に挑みました」と当時の心境を振り返った。
また、役作りや撮影の苦労について問われると岩田は「全編サングラスをかけている役は初めてだったので、目の芝居ができないのが苦労しました」と登場するファンキー集団のトレードマークの1つでもあるサングラスについての苦労を告白。
別所は、そんな岩田の演じた“純司のアニキ”の役柄について「今、流行りの言葉でいうと、“純司のアニキ、ハンパねえ”でした!傅きたくなりましたよね」と、岩田の前に膝をつくジョークも交えつつ、「役者は登場したときに、この人はどんな人かわかるような色々な情報を持っていて、その1つである目の芝居をある意味サングラスで奪われる状態 でしたが、スクリーンに登場したときから岩田さんの純司のアニキがどんな人なのかよくわかりました!」と岩田演じる“純司のアニキ”を絶賛した。
また、4日間行われた撮影の中、水中でのシーンが多かったという岩田は水中で服を脱ぐシーンについて「ジャケットを脱ぐのまではすぐにいけるんですが、その下を脱ぐのが大変でした。幸い水中での撮影が進み、息を止めていられる時間が長くなってからのシーンだったので、助かりました」とコメントし、実際に潜っていた時間は40~50秒だと振り返った。
そんな岩田の水中のシーンについて別所は「実は、撮影の前にHIROさんと岩田さんの撮影について、水中で脱ぐって書いてあるけど、どこまでやるのがよいか?という話をしていました。実際に撮影終わってからも大丈夫だった?全部脱いでないよね?とまた話していましたよ」と裏話を語り、岩田をも驚かせた。
作品のタイトルにかけて「最近“ファンキー”だった出来事」について問われると、「最近お仕事でフランスに行ったのですが、フランスの人は仕事があってもお昼からワインを飲んでいたりするので、“飲んでも仕事できる”という国民性の違いがファンキーでした」と岩田がエピソードを述べ、また別所は自身の“ファンキーな体験”として、「最近歌番組に出まして…歌ったんですよ、ミュージカルアクターだから」と歌番組への出演を上げ、「歌番組ってこんなに大変なんだと改めて感じるファンキーな経験でした。歌番組のカメラワークの中で歌う緊張感や楽しさを感じました。ラジオではよく踊ってるんですが、それとは全然違いましたね」とコメント。客席からは笑いが起った。
映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』は全国公開中
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