『海街diary』初日公開舞台挨拶 綾瀬はるか「生きるってこういうことなんだと実感する映画」

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13日、映画『海街diary』が公開初日を迎え、TOHOシネマズ日劇にて舞台挨拶がおこなわれた。是枝裕和監督、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずらが登壇し、公開の喜びを語った。

 

『海街diary』は、吉田秋生の同名コミックを『そして父になる』などの是枝監督が実写映画化。父親の死をきっかけに、腹違いの妹と一緒に暮らすことになった三姉妹が、複雑な思いを抱えながらも絆を紡いでいく家族の物語である。

四姉妹の長女を綾瀬はるか、次女を長澤まさみ、三女を夏帆、異母妹である四女を広瀬すずが演じ、“今、一番見たい四姉妹”が実現した。

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ー 演じていて一番好きな面、もしくはしっくりくるのはどういったところでしたか?

綾瀬:おねえちゃんとして厳しくみんなを律する感じは好きでしたね。

ー 日頃もそんな感じ?

綾瀬:もちろんです。(笑) 

(会場笑)

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ー すずちゃんの足にペディキュアを塗るシーンがあるけど、あれはもともと台本にはなかったシーンなんですって?

 長澤:今回、ストーリーやセリフも毎日変わったりとかそういうことが多かったです。日々の撮影の中で監督が四姉妹を見ていて、「こういうシーンを増やしたほうがいいんじゃないか」っていうのがちょこちょこ増えていて。これもその中のひとつなんですね。

ー アドリブのような、即興的な芝居を取り入れるのはどういう狙いからですか?

 是枝:いつ撮っても大丈夫なくらい四姉妹になっていたので。観察をしながら「待ち時間どんな話をしてるんだろうな」って耳をそばだてながら、それがセリフに活かせないかな、たのしいシーンができないかなっていうそういう気持ちでみていて。「あー佳乃(長澤)ならやるかな」って。

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ー 1番好きなシーン、特に印象に残っている場面はありますか?

夏帆:撮影している時も、出来上がった作品をみても思ったんですけど、どこかひとつのシーンを切り取るのがすごく難しくて。シーンも変わるし出てくる人も変わるんですけど、ずっと空気感が途切れないというか。シーンをひとつあげるっているのはすごく難しいですね。全部印象的でした。

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広瀬:お姉ちゃんたちのお母さんを演じた大竹しのぶさんと樹木さんと初めて会うシーンが印象的だったなあって。あの樹木さんと大竹さんが一緒に来るってどんな画なんだろうなっていう。来た時に、本当に「はあー…」ってなっちゃって。オーラというか。

 

ー 難しいとは思うのですが、それぞれの女優さんを一言で表すとどんな言葉になりますでしょうか。

是枝:どう撮ろうとしていたかというと、綾瀬さんの役は凛とした女性として撮ろうと思ってたんですけど、女の部分が自然と出てたりして…でもまあ凛としたっていう感じですね。

 長澤さんはのびやかに、しなやかに。長女が女性の部分を封印しているので、次女はそれを開放していく役柄だったから、そのへんをお願いをしました。現場で見とれてしまうような肩甲骨が素晴らしかったです(笑)

(会場笑)

ー 夏帆さんはいかがですか?

是枝:夏帆さんは、ほっこりふんわりって考えていたんですけど。

この中で一番父親の記憶が薄いという、欠落を抱えているので表面上はすごくふんわりと撮っているんですけど、その欠けている部分をどう感じさせるかっていうのを撮りたいなと思っていました。

すずちゃんはみずみずしく撮りたいなっていうのと、役柄で言うとどうやって健やかにこの子の人生を見つめていくんだろうかっていうのを考えていました。

 

映画の質問が終わると、事前に用意した台本から離れて、司会と綾瀬しか知らないサプライズコーナーへ。綾瀬以外の長澤ら三姉妹と是枝監督が6月生まれということもあり、2日かけて自らつくったバースデーケーキを用意。

ところが仕掛け人のひとりである綾瀬が段取りを把握しておらず、慌てて司会が綾瀬と台本を確認するといったハプニングも。

さらにサプライズはケーキだけでは終わらなかった。ケーキを運んできたのは、劇中で千佳(夏帆)の恋人を演じたレキシこと池田貴史。バースデーソングを歌いながら、「どうも、浜田店長役を演じました、ケヴィン・コスナーです」と挨拶した。

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ケーキを目の前にして広瀬は「なんか…美味しそうです!」、夏帆は「本当につくったの?かわいいです。」、長澤は「本当に…びっくりしました。嬉しいです。」と驚きつつ、喜びを語った。

自身でつくったケーキの味の感想を聞かれ綾瀬は、「ついさっき歯磨きして、歯磨き粉と混ざっちゃいました」と言い、会場に最後まで笑いを巻き起こした。

 

終始天然っぷりを発揮していた綾瀬だったが、最後は「映画の中で生きている人が、もがきながらも美しい精神で生きている。疲れた際にはまた足を運んでください。」と四姉妹の長女らしくイベントを締めくくった。

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『海街diary』2015年6月13日(土)、全国公開

m0000000762 (1)(C) 2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した是枝裕和監督が、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生のベストセラーコミックを実写映画化。鎌倉に暮らす長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出て行った父の訃報が届く。葬儀が執り行われる山形へ赴いた3人は、そこで父と他の女性の間に生まれた異母妹にあたる14歳の少女すず(広瀬すず)と出会う。父が亡くなり身寄りがいなくなってしまった状況の中、葬儀の場でも気丈に振る舞うまだ中学生のすず。そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。すずはその申し出を受け、四姉妹の鎌倉での新たな生活がはじまるが……。

公式サイト:http://umimachi.gaga.ne.jp/

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