松浦だるまの同名原作を土屋太鳳×芳根京子のW主演で実写映画化した『累-かさね-』が、スイスで行われた第18回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭において「観客賞」を受賞した。
ヨーロッパを代表する伝統的な映画祭であるヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭。『累-かさね-』はインターナショナルコンペティション部門に出品され、7月11日(現地時間)にワールドプレミアとして世界初上映。愛と狂気を描く刺激的な“ダークシンデレラストーリー”に映画祭会場は大きく沸き、14日にも行われた上映会に登壇した佐藤祐市監督には、現地の目の肥えた観客から割れんばかりの大きな拍手が送られた。
観客の心を鷲掴みにした本作は、観客の投票により選ばれる「観客賞」を受賞。佐藤監督は 「閉会式で、タイトルと僕の名前が呼ばれた時、正直嘘だろうと思い直ぐには立ち上がる事が出来ませんでした。」と、受賞時の驚きと喜びの気持ちを伝えている。
土屋太鳳 コメント
光栄な賞に胸がいっぱいです!演じてる時、累もニナも劇中劇の少女達も、自分を受けとめ解き放ってくれる世界を探してるように感じてました。彼女達はきっと、熱い拍手に救われたと思います。心からの感謝をこめて…!
芳根京子 コメント
映画『累-かさね-』を海外の方にも見ていただけて、本当に嬉しいです。たくさんたくさん情熱を込めて、太鳳ちゃんをはじめとする素敵なキャスト、佐藤監督、スタッフの皆さんと作り上げたこの映画が、海外の映画祭で観客賞という素敵な賞をいただけたということで、累が今、やっとスタートラインに立てたのかな、と喜びと感謝でいっぱいです。
一人でも多くの皆さんに『累 -かさね-』が届きますように!
佐藤祐市監督 コメント
閉会式で、タイトルと僕の名前が呼ばれた時、正直嘘だろうと思い直ぐには立ち上がる事が出来ませんでした。観客賞を頂いたと言う事は、異国の観客にも二人の熱量の高い演技の迫力が届いた証ですね。
太鳳ちゃん、京子ちゃん。やったね~!良かった~!
伝説の女優を母に持つ淵累は、天才的な演技力を持って生まれながらも、自らの醜い容貌に強いコンプレックスを抱いて生きてきた。一方、舞台女優・丹沢ニナは、美貌に恵まれながらも、女優として花開かずにいた。そんな2人が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれて出会ったとき、運命の歯車が動き出すさまを描く本作。土屋太鳳×芳根京子の人が、口紅の力で“キス”をした相手と<顔が入れ替わる>という設定を踏まえ、1人2役(累&ニナ)=2人1役に挑戦する。共演に横山裕(関ジャニ∞)、檀れい、浅野忠信が名を連ねる。
映画『累-かさね-』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2018映画「累-かさね-」製作委員会 (C)松浦だるま/講談社