『この世界の片隅に』のん、連続上映日数642日に感無量「すごく嬉しい」

映画『この世界の片隅に』再上映舞台挨拶が15日、都内・テアトル新宿にて行われ、のん、片渕須直監督が登壇した。

この世界の片隅に

片渕須直監督が6年の歳月をかけ、戦中戦後の広島・呉の綿密なリサーチと時代考証を行い、こうの史代漫画の世界を色鮮やかに描き出した本作。戦況が悪化していく世の中で、苦悩しながらも日々を大切に前を向いていく女性・すずの生き様を追っていく。主演声優をのんが務め、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外が共演する。音楽を『マイマイ新子と千年の魔法』で主題歌を担当したシンガー・ソング・ライターのコトリンゴが務める。

この世界の片隅に

2016年11月12日(土)の劇場公開以来、1日も途絶えることなく映画館での上映を続けている本作。累計動員数209万人、累計上映館数400館以上、連続上映日数642日と、多くのファンに愛され続けていることに、のんは「本当に嬉しいです。こんなに長く作品と付き合っているのは初めてで、とても貴重な体験です。こんなに皆さんに愛されている作品は、世界中どこを探しても、この作品だけなんじゃないかなって思います。すごく嬉しいです」と笑顔をこぼした。

また、12月より公開される映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』についても話が及んだ。今作に込めた想いについて聞かれると、片渕監督は「(前作では)原作にある場面が一部なくなっているんですが、そのおかげで“すずさん”という為人をずっと紹介することができた。すずさんには、他にももっと出会った人たちがいる。その出会いを語ることによって、すずさんがどんな風に変わっていったのかを詳しく描いてみたかった」と言及した。

この世界の片隅に

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、主人公すずと、すずが嫁ぎ先の町で初めて出逢う同世代の女性リンとの交流を描いた、昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソード、さらに妹すみを案じて過ごす中で迎える20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加される。新しい登場人物や、これまでの登場人物の別の側面なども描かれ、彼女たちの心の奥底で揺れ動く複雑な想いが描き出される。

この世界の片隅に

新たに声を新録するのんは「(前回の撮影から)期間が空いていたので、『できるかな?』と不安があったのですが、片渕監督とスタジオで会って、何度か演じてみるうちに『あ、大丈夫だな』と手応えを感じました」と明かした。

最後に片渕監督は「機会があれば、まだまだ上映を続けていきたい。この映画の中で、すずさんは生きています。これからも宜しくお願いします」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は12月に全国公開

(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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作品情報

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

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2019年 公開
出演
声の出演:のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ/岩井七世/牛山茂/新谷真弓/澁谷天外(特別出演) ほか
監督
監督・脚本:片渕須直/原作:こうの史代