映画『スマホを落としただけなのに』完成披露試写会が8日、都内・イイノホールにて行われ、キャストの北川景子、千葉雄大、成田凌、田中圭、監督の中田秀夫が登壇した。
日本の総人口を超える“スマホ”の存在が凶器となってしまう(=誰にでも起こりうる)危険を表現する本作。個人情報漏えいの恐怖やセキュリティの重要さなど、現代に潜む恐怖を描くと同時に、“スマホ”があるからこそ感じられる人を信じる心や真実の愛を描き出す。
自分ではなく彼氏がスマホを落としただけなのに、身に覚えのないメールの送信や、SNSのなりすましなど、奇妙な出来事が身の周りで起きて、次第に思いもよらない大事件に巻き込まれていく派遣社員の稲葉麻美を北川景子が演じるほか、千葉雄大、成田凌、田中圭らが共演。監督を『リング』シリーズで知られる中田秀夫が務める。
スマホを模した巨大パネルから登場し、会場を沸かせたキャスト陣。田中は「僕がスマホを落としただけに、こんな素敵な彼女(北川)が散々な目にあってしまうのですが、僕がスマホを落とさなければ物語がスタートしなかったので許してください(笑)」とにっこり。
北川は「ミステリーやサスペンス、ホラーと、一言で表現できる映画ではないので、皆さんがどういう印象を持たれるのか気になります」と今の心境を明かし、「(映画のテイストは)ラブです!ラブで始まってスリリングさ・恐怖さがあります」とコメントした。
成田は、撮影中に千葉によだれを垂らしてしまったことを謝罪し「赤ちゃんみたいにポターッて垂れて(笑)それでも普通に最後まで演じてくれた」と暴露。千葉は「濃密なラブシーンでした!」と笑いをさらっていた。
イベントでは、秘密を抱える主人公にちなみ「今だから言える秘密は?」との質問が。田中は「撮影の最終日に、景子ちゃんが『ずっと思っていたことがあるんです…』って。最終日だから、怒られるのかな?とか思ってたんですが、『田中さんて…右足重心ですよね』って(笑)」と暴露。
頭の中が「???になった」という田中に、北川は「整体とかの話をしていて、左右のバランス大事だから、気づいたから言ったの!」と振り返る。田中は「そういうことだったのね!整体の話してから結構時間空いてたから、さすがに気づかなかった(笑)」と北川の可愛らしい一面に笑みをこぼしていた。
成田は「高校生のころ、美容室に千葉雄大の写真持っていったことがあります」と暴露。千葉は「カリスマ読者モデルだったので」と嬉しそうな表情をのぞかせ、「今後も真似してください。今はこんな感じ」とキメ顔を披露し会場を沸かせた。
そんな千葉は、以前に北川と共演した際のエピソードを披露。「『久しぶりっ!』って北川さんがハグしてくださったんですが、内心、思春期に戻ったようにドキドキしていました」と告白。北川は「私が追い詰められているシーンを撮っていた時だったので、本当にオアシスのように現れて…心が救われました!」とコメントした。
一方で北川は「成田さん、すっごい目が大きいんです!」と暴露。「恐怖に慄くシーンで、なかなか目を大きく開けなかったんです。だから、成田さんをずっと見て勉強してましたね」と明かすと、成田は「表情筋がいっぱい動くので、すごく開きますね」と笑みを浮かべていた。
さらに、キャスト陣の中で「スマホを落としそうな人は?」とのお題に、揃って成田に視線が集中。北川が「あまりスマホに執着がなさそう。落としても飄々としてそう」と明かすと、成田は「(落としたことは)あると思うんですが、記憶にない…」と発言し、キャスト陣をざわつかせていた。
映画『スマホを落としただけなのに』は11月2日(金)より全国公開
(C)2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会