園子温監督、染谷将太主演の連続TVドラマの劇場版『映画 みんな!エスパーだよ!』の予告編が公開された。岡村靖幸が手がけた主題歌「ラブメッセージ」の音源も初披露されている。
このたび解禁された予告編では、独自の世界観と音楽で孤高の“シンガーソングライターダンサー”として幅広い世代から支持を集め、フジロックフェスティバル'15にも出演が決定している岡村靖幸が担当する主題歌「ラブメッセージ」の音源が初披露されている。岡村にとって映画のための書き下ろし楽曲は初となるが、映画のアナザーストーリーをイメージして制作されたという岡村らしいポップでキャッチーなメロディーが印象的な楽曲が映画をより一層盛り上げている。本楽曲は今年9月2日にリリースされる、岡村にとって記念すべき30枚目のシングルで、園監督からの直接オファーにより、コラボレーションが実現。本コラボ発表時に岡村より「青春! 学園! ちょっぴりエッチ! まるで僕のような映画の主題歌が出来て楽しかったです。この曲を聴いて、トキメキを感じてくれたら、嬉しいです」と喜びのコメントが発表されたが、今回、楽曲を聴いた園監督から「なんて素敵な愛のエスパー力! いっぱいいっぱい魔法がつまってて、幸せパワーアップしちゃう!」というコメントが寄せられた。
本作は、「デトロイト・メタル・シティ」で知られる若杉公徳の同名コミックを連続ドラマ化し、2013年にテレビ東京系列「ドラマ24」枠で放送された「みんな!エスパーだよ!」を映画化した青春妄想ノンストップムービー。愛知県東三河を舞台に、染谷将太演じる突如として超能力に目覚めた平凡な高校生・鴨川嘉郎と、彼を取り巻くエスパーたちとの戦いと友情をパンチラや性的妄想などお色気要素を盛り込んで描く。ギャラクシー賞受賞も果たした連続ドラマに引き続き、『ヒミズ』『TOKYO TRIBE』でもタッグを組んできた園子温監督と染谷が再タッグを組むほか、真野恵里菜、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、神楽坂恵、安田顕とおなじみのキャスト陣が出演する。なお、ダブルヒロインの1人でドラマ版では夏帆が演じていた、嘉郎の幼馴染のヤンキー女子高生・平野美由紀役は、オーディションで抜擢された19歳の人気モデル、池田エライザが新たに務める。そして、映画版オリジナルキャラクターである嘉郎が通う高校の新任英語教師、ポルナレフ愛子役を高橋メアリージュンが大胆に演じる。
予告編では、嘉郎らチームエスパーたちの能力覚醒の条件が「性行為未経験者であること」「街に光が差した間、性的にエクスタシーを感じたこと」であることが示され、彼らの前に最凶の能力を持つエスパーが出現したことにより、エスパー対エスパーの最終戦争が勃発することが明らかになっている。世界の脅威となるエスパーに立ち向かい、憧れの紗英を守る嘉郎の勇ましい姿が映し出されており、園監督らしい世界観が炸裂していることも確認できる。また映像の最後では、水着や下着姿の美女たちとともに妖艶な笑みを浮かべる紗英がチームエスパーたちに歩み寄る意味深なシーンも披露されている。
【Story】クラスでは目立たない高校2年生の鴨川嘉郎(染谷将太)は、常にスケベな妄想ばかりをして日々を過ごしている。転校生の浅見紗英(真野恵里菜)に心を奪われた嘉郎は、密かにアプローチを重ねるもその想いは届かず、幼なじみのヤンキー少女・平野美由紀(池田エライザ)にいつも笑われていた。ある日、突如として嘉郎はテレパシー能力に目覚め、他人の心の声が聞き取れるようになる。しかし時を同じくして、悪のエスパーたちによる人類滅亡の序章「世界エロ化計画」が始動。超能力研究者の浅見教授(安田顕)によって集められた嘉郎ほか超能力に目覚めたエスパーたちは、迫りくる世界危機の阻止のため立ち上がるが、彼らの能力は性的なことにしか機能せず……。
『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
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