映画『スマホを落としただけなのに』初日舞台挨拶が2日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、キャストの北川景子、千葉雄大、成田凌、田中圭、監督の中田秀夫が登壇した。
日本の総人口を超える“スマホ”の存在が凶器となってしまう(=誰にでも起こりうる)危険を表現する本作。個人情報漏えいの恐怖やセキュリティの重要さなど、現代に潜む恐怖を描くと同時に、“スマホ”があるからこそ感じられる人を信じる心や真実の愛を描き出す。
自分ではなく彼氏がスマホを落としただけなのに、身に覚えのないメールの送信や、SNSのなりすましなど、奇妙な出来事が身の周りで起きて、次第に思いもよらない大事件に巻き込まれていく派遣社員の稲葉麻美を北川景子が演じるほか、千葉雄大、成田凌、田中圭らが共演。監督を『リング』シリーズで知られる中田秀夫が務める。
大歓声で迎えられる中、本作のタイトルにちなみ「〇〇しただけなのに」とのお題が。田中は「財布を落としただけなのに」と明かし、本作のプロモーション期間中に「財布をなくした」という。落ち込んでいた田中に、プロデューサーが「財布くらい買ってやるから元気だせ!」とプレゼントしてくれたそう。田中は「優しさに泣ける」とエピソードを披露した。
成田は「煙草を絶ってるだけなのに」として、「(禁煙してから)朝がすごく気持ちがいい!でも、ボーッとしていたら気づいたら喫煙所にいるんです。気が狂いそうです(笑)」とコメント。
「野菜を煮込んだだけなのに」という千葉は、「美味しい野菜スープを飲んで、次の日にはスッキリです!むくみ知らず!30近くなって代謝も落ちてきたので、気をつけようと思って」と茶目っ気たっぷりに話した。
北川は「みんなが勝手に言ってるだけなのに」と明かし、番組などで笑ったりしている姿から「意外と言われたりして…クールってよく言われるのですが、『そんなことはないよ』『みんなが勝手に思っているだけだよ』って思いました(笑)意外とお茶目だよっ!」と笑みを見せ、会場を沸かせていた。
イベントでは、北川へサプライズで千葉・成田・田中・中田監督から感謝と労いの言葉とともにバラのプレゼントが。千葉から「北川さんのほど、このバラが似合う女性はいないと思います。スマホを落とさない北川さんですが、僕のハートはしっかり落としてくれました!ありがとうございます!」と、膝をつきバラを手渡すと大きな黄色い歓声が。
続く成田だが、千葉の圧倒的な王子スタイルにたじろぎ「景子…景子とは出会って数ヶ月、今の今まで主演というものを教えてもらった気がします。ちょっと失敗した気がする…」と全力を発揮できなかった様子。
田中は「今回初共演でカップル役で、景子ちゃんが素敵な女性だったので、一緒にいる時間がすごく幸せでした。番宣でも本当にいろいろとフォローしていただいて…」とストレートに感謝の気持ちを伝える。続けて、「マリアナ海溝より深いお前の懐に俺は落ちたよ…」と北川に密着して甘いセリフを繰り出した。
北川は「ありがとうございます!」と満面の笑みをこぼし、サプライズに「めちゃくちゃ嬉しかったです!泣いちゃうのかなって思ってましたけど、すごい楽しかった(笑)」と喜びをあらわにした。
映画『スマホを落としただけなのに』は全国公開中
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