井上正大、向里憂香、松野井雅らが出演した「金狼感謝祭2018 緊急生特番 JINGA スペシャル」のレポートが到着した。
2005年よりテレビ放送をスタートした「牙狼〈GARO〉」。現在はテレビシリーズ最新作「神ノ牙‐JINGA‐」が絶賛放映中で、後半戦に向けてさらなる盛り上がりを見せている。
この日は「神ノ牙-JINGA-」主人公・御影神牙役の井上正大、楓沙役の向里憂香、アルヴァ役の松野井雅をはじめ、中村誠治郎、湯本美咲ら先日発表された舞台「神ノ牙 -JINGA-転生」のキャスト陣が集結。この模様は、CSファミリー劇場、ファミリー劇場CLUB、ニコニコ生放送などで生中継された。
今年の「金狼感謝祭」は、来年1月に舞台化が予定されている「神ノ牙-JINGA-」の総力特集。昨年の舞台に続き、今年も井上が、総指揮と主演を担当。さらに今年は演出という肩書きも加わり、一人三役を務めることが決定している。現在放送中のテレビシリーズとの関係性について井上は「放送中の『神ノ牙 -JINGA-転生』の裏側のストーリーとなります。テレビシリーズの伏線が舞台で回収されることもあるので、舞台を観ていただけたらよりテレビシリーズの世界観が深まります。初めて観る方もエンターテインメント性豊かな世界観になっていますので、『牙狼〈GARO〉』を知らない方にも楽しめるような作品となっています」と明かす。
今回の舞台のテーマは「エンタメのフルコンプ」。シルク・ド・ソレイユを彷彿とさせる「エアリアル」、新素材を使用したプロジェクションマッピングを使用したアクション、オーケストラの生演奏による歌とダンスなど、パワーアップした内容でお届け。また、著名なダンサー・振り付け師のEGA率いる「ホラーダンサーズ」が舞台でもパフォーマンスを披露することも決定。さらに今回の舞台の音楽はE.watsonが担当。テレビシリーズにもケルス役で出演する湯本美咲が魔界語で生歌を披露するなど、新しい試みもふんだんに盛り込まれている。舞台に出演する中村も「僕も爪痕を残しますんで、ぜひ舞台を観て頂きたいです!」と意気込みを語った。
一方、今回の舞台のヒロイン友葉役として、声優・女優・歌手として活躍する伊波杏樹、そしてAKB48チーム8/チームKメンバーの小田えりながダブルキャストで登板することが決定。小田が「わたしが演じる友葉は、見習いで、心はまっすぐで一生懸命なところがあるので、そういった新人なりの必死さを舞台上で出していけたら。わたしはプロレスをやっていたので、戦う時の気迫は負けないように頑張ろうと思いました」と意気込みを語れば、伊波も「井上さんとお話をしたときに、一番弱い友葉が、一番強い神牙と出会った時に起きる化学反応が欲しいという言葉をいただいて。その言葉に気持ちを掴まれたというか。とても分かりやすいけども、表現するときにはとっても難しいだろうなというのは心に留めている状態で。井上さんの想像を超える共鳴をどれだけすることができるか、ということが今回のわたしの課題。命を削ってやりたいと思います」と決意を語った。
番組後半には楓沙役の向里憂香も合流。現在、テレビシリーズはEpisode07まで放送され、折り返し地点。クライマックスに向けて大いに盛り上がっているが、後半の見どころについて向里が「本当にEpisode0から7までがあっという間で。この後どうなっていくのか、ヒヤヒヤしますね」と語ると、松野井も「わたしも毎回リアルタイムで観ています。だから松野井としては視聴者の皆さんと同じ気持ちで、どんどんホラー・ジンガが嫌いになっています」と冗談交じりに続けた。
Episode6では、御影神牙とホラー・ジンガという井上が演じる両キャラクターが、ひとつの画面に同時に登場するというシーンが話題となったが、今回の番組内では、「スタッフがいろいろな技術を使って撮影しました」と語る井上が、その撮影方法を披露。その技術とアイデアに、会場も感心した様子だった。
「牙狼〈GARO〉」シリーズの新しい動きはこれだけではなく、現在、台湾では「雨宮慶太作品展 in Taiwan 2018~牙狼幻想~」が開催されており、現地でのオープニングセレモニーには雨宮慶太総監督が出席。現地のファンからは興奮気味に「神のような存在」「偉大なクリエーター」など熱いメッセージが続々と送られた。そんな熱狂的な台湾のファンと触れあった雨宮総監督は、今後の「牙狼〈GARO〉」シリーズの展望について「特にこうしたいというのはなくて。冗談ではなく、毎回ここで終わりにしようと思ってきた。でも、こうやって直にお客さんと会うことは大事で。もっと観たいと思ってくれているんだなと感じる。だから頑張れる範囲では期待に応えようかなと。元気なうちはシリーズを続けようかなと思っている」と決意を新たにした。
最後には、雨宮監督から恒例のサプライズ発表が。まずは来年公開予定の映画『牙狼〈GARO〉-月虹の旅人-』の進捗状況については「実は撮影は終わっています。今、鋭意仕上げ作業中です。おそらく順調にいけば、来年の春とか夏ごろにはお見せできるかも。ただ内容は秘密になると思うので、劇場の初回で観てほしい。詳細は公開までシークレット」と発表。さらに「新しい『牙狼〈GARO〉』に関しても企画中です。テレビになるのか、映画になるのかは決めかねていますが、新作の『牙狼〈GARO〉』は作ろうと思っています。今後の情報はホームページでケアしていきますんで、お楽しみにしてください」と続け、ファンの期待をあおった。
「神ノ牙」一色とも言えた2018年の牙狼シリーズ。来年はどのようになっていくのか?ファンの期待は高まるばかりだ。
『牙狼〈GARO〉‐月虹の旅人-』HP:http://garo-project.jp/GEKKOU/