ハリウッド版『ゴジラ』続編にモスラ、ラドン、キングギドラ登場！東京コミコン2018で新予告の冒頭お披露目

2018年12月1日

映画『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』のマイケル・ドハティ監督が来日。1日、千葉・幕張メッセにて開催中の「東京コミコン2018」で行われたトークイベントに出席した。

ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、『GODZILLA ゴジラ』（2014）より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング：髑髏島の巨神』（2017）がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。前作から引き続き、芹沢猪四郎博士役を演じた渡辺謙が出演するほか、カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、チャン・ツィイーらが出演する。

イベントにて、世界初解禁となる新映像の冒頭部分がお披露目。ゴジラはもちろん、モスラ、ラドン、キングギドラの登場が公式に明かされた。前作の『GODZILLA ゴジラ』に登場した造形とは少し違い、続編ではオリジナル版（1954年）のゴジラの背びれを表現したというマイケル・ドハティ監督。

「僕は本当に怪獣を美しいものだと考えています。（オリジナル版を）もちろんリスペクトしているし、音楽も好き。続編には“ゴジラのテーマ”、“モスラのテーマ”を収録しています」と明かす。続けて、「ゴジラの背びれは王冠のような存在ですから、大きく美しくなければいけないと考えました」と語った。

続編に登場するモスラについて「一番の挑戦でした。コンセプトアートだから完璧ではないけれど、最終版はもっともっと美しいよ。僕にとってモスラは女神のような存在。（羽にある目の模様は）捕食者を誤魔化すような自然界からイメージして、“ゴジラの目”をイメージしています。もちろん幼虫バージョンも登場するよ！」と会場を沸かせた。

ラドンの初期段階のコンセプトアートとともに、「火山の中で冬眠をしているところから解き放たれていく設定だよ。皮膚や翼は溶岩のように硬質化していて、色合いもより赤みを帯びたものになっている」と説明した。

さらに、ゴジラと対峙しているキングギドラの姿を描いた絵コンテも公開。マイケル・ドハティ監督は「（こだわりは）3つの頭それぞれに違った性格が宿っている。中央はリーダー格で頭がいい。左右の2つは弟分のような設定。実はモーションキャプチャー、パフォーマンスキャプチャーという手法で3人の役者にそれぞれの頭を演じてもらった。そうして“人の演技”からキングギドラを生み出していきました」と明かした。