先日ご紹介したアン・ハサウェイが主演する巨大怪獣映画『Colossal』が、ゴジラの著作権を保有する映画会社東宝より、無断無許可のゴジラ映画であるとして著作権侵害でカリフォルニア連邦裁判所へ提訴されたことが報じられている。
ナチョ・ビガロンドが監督・脚本を務め、巨大トカゲが東京を破壊する怪獣映画にオスカー女優アン・ハサウェイが主演予定であることで注目を集めていた『Colossal』だったが、製作会社のボルテージ・ピクチャーズが著作権侵害で東宝から提訴された。
問題とされたのは、映画の買い付けマーケットが開かれているカンヌ映画祭でセールス中の『Colossal』の企画書の中で、ゴジラの名称および2014年に公開された映画『GODZILLA ゴジラ』のビジュアルイメージが使用されていたこと。監督自身も「史上最安のゴジラ映画になる」と発言しており、同作がゴジラと関連付けた宣伝を行ったことにより、東宝側は「製作者が厚顔無恥にも無断で私たちが所有するゴジラ映画を製作、宣伝、販売しようとしている」と主張し、現地時間2015年5月19日（火）にカリフォルニア連邦裁判所へ提訴した。
【Story】失職し婚約者をも失ったごくごく平凡な女性グロリア（アン・ハサウェイ）は、ニューヨークを去り、故郷に戻ることを決める。彼女は時を同じくして、東京の街を破壊している巨大トカゲのニュースを知り、なぜかその怪獣と強い心のつながりを感じるようになる。彼女は自分の心に原因があり、はるか遠くの東京で怪獣は暴れ回っているのだと考え、大破壊を防止し世界を救うべく奔走する……。
製作に暗雲が立ち込めてしまった『Colossal』だが、今後製作者側と東宝側の両者の間でどのように問題が収束するのか進展に注目したい。
via：http://www.hollywoodreporter.com/thr-esq/anne-hathaway-lizard-film-under-796883?utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_term=hollywoodreporter_breakingnews&utm_campaign=THR%20Breaking%20News_now_2015-05-19%2013%3A54%3A30_ehayden
