暑かった夏がもうすぐ終わり、秋がやってきます。秋は、春に次ぐ第二の スタート の季節でもあります。
今回は、恋、仕事、勉強など、「新しく何かを始めたい」「新しいことに挑戦したい」と思っている人におすすめの作品を映画ランドスタッフが厳選して紹介します! 映画の主人公のようにあなたも夢中になれる何かを見つけられるかも!
■1:ジュリー&ジュリア(2009)
──憧れを力に人生を変えた、ある主婦の物語
かつて見ていた夢とは違う現実を目の前にして、「人生を変えたい」と誰もが一度は考えたことがあると思います。映画の主人公ジュリー(エイミー・アダムス)もその一人。
作家になるという夢を叶えられず、冴えない毎日を過ごしていたジュリー。あるとき「人生を変えたい」と、幼い頃から憧れていた伝説の料理研究家ジュリア(メリル・ストリープ)の524のレシピを365日で作り、それを毎日ブログに綴ることを思いつく。困難なことがあっても、失敗しても、一度決めたことをやり遂げるために、ジュリーは毎日料理を作ってはブログに書き続ける。
憧れの存在を励みに努力を続ける姿に共感し、どんな無謀なことでも継続することが大切だということが、ジュリーの姿から伝わってきます。
■2:ホリデイ(2006)
──環境を変えて新しい恋と出会う
辛い失恋で新しい恋に躊躇してしまったり、不器用で上手くいかないことが続いた時、心機一転することで新しい恋が見つかるかも。
会社社長のアマンダ(ケイト・ウィンスレット)と新聞記者のアイリス(キャメロン・ディアス)。2人の人生は順調に見えたが、それぞれクリスマス直前に恋に別れを告げていた。そんな状況を変えようと2人が見つけた<ホーム・エクスチェンジ>(条件の合うもの同士が、お互いの家も車も交換して休暇を過ごす)。環境を変えることで、人間関係だけでなく2人の心にも変化が訪れる……。
見知らぬ土地や行ったことのない場所に行くことで、映画のように「人生に変化をもたらす何かが見つかるかも」という期待を感じさせます。
■3:ヘルプ~心がつなぐストーリー~(2011)
──たった一人で変革に挑んだ女性の物語
当たり前のように行われていることでも、それが実はある人の自由を奪っているとしたら? その事に気付き、それを変えたいと思ったら?
大学を卒業したスキーター(エマ・ストーン)は、故郷に戻り新聞社に就職するが、そこで黒人メイドたちに対する差別を目の当たりにする。スキーターは自分を育ててくれた黒人メイドをとても慕っていたため、黒人メイドに対する差別的な態度が許せなかった。そこで作家志望のスキーターは、黒人メイドたちの置かれた状況や彼女たちの言葉を一冊の本にまとめることを思いつく。差別が激しく残る地域で黒人メイドの協力を得ることは不可能に思えたが、スキーターの意志は固く決して折れなかった。
誠実に向き合うことで必ず相手に伝わり、最初は小さな一步でも大きな変革をもたらすことができた物語にとても勇気をもらえます。
■4:フラガール(2006)
──様々な事情を抱えながらも、初めての挑戦に奮闘した女性たち
新しいことを始めるときに、最初から上手くできる人のほうが少ないはず。それは人生初のフラダンスに挑んだ炭鉱娘たちも同じ。
映画の舞台は炭鉱の閉鎖が迫る北国。町の危機を救うため楽園“ハワイ”を作るという起死回生のプロジェクトが持ち上がり、その目玉となるのがフラダンスショーだった。これまで見たことさえなかったフラダンスに彼女たちは悪戦苦闘。さらに町の中には反対する人たちも。それぞれに事情を抱えながらも、芽生えた友情を支えに厳しい練習を乗り越え、ついにハワイアンセンターのオープン初日を迎える……。
新しい挑戦には新しい出会いがあります。また、練習や努力を続けることは楽しいことばかりではありませんが、成功したときには映画のラストのように、きっと何事にも代えがたい達成感や感動を味わうことができます。
■5:オールド・ルーキー(2002)
──ひとりの夢への挑戦が、みんなの夢になる
きっと誰にでもある諦めてしまった夢。ある教師に、もう一度そんな夢に賭ける勇気をくれたのは?
肩を壊して野球選手の夢を諦め、高校教師になって家族と平穏に暮らしていたジム・モリス(デニス・クエイド)。そんなジムの背中を押して、35歳でもう一度夢の挑戦に立ち上がらせたのは、彼がコーチをする野球チームの教え子たちと妻や子供たちだった。コーチの夢の実現を願う教え子たちは、チームが地区優勝をしたら入団テストを受ける約束をさせて見事に優勝。ジムも無事テストに合格。マイナーリーグの厳しい遠征生活にくじけそうになった時も、妻子の暖かい応援が支えた。そして遂にジムは、メジャーリーグ最年長ルーキーとして夢の大球場のマウンドを踏む──。
どんなに困難な夢もその実現を一緒に夢見る人たちが居れば勇気をくれる事を、この実話は教えてくれます。
■6:シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014)
── 一流の肩書きを捨てて、人生の再スタート
安定した地位はあるけど自由のない場所と、保障はないけどやりたいことができる場所──あなたならどちらを選びますか?
一流レストランの料理長キャスパー(ジョン・ファブロー)は、メニューに口出しをするオーナー(ダスティン・ホフマン)との対立が原因で店を辞めてしまう。しかし、別れた妻(ソフィア・ベルガラ)の励ましや後押しもあり、フードトラックでキューバサンドの移動販売を始めることに。故郷のマイアミからロサンゼルスまでの移動販売の旅がキャスパーの人生を大きく変えた。一流シェフとしての肩書きはなくても、美味しい料理、応援してくれる仲間たち、慕ってくれる息子がいる。
安定や保障を捨ててでも本当にやりたいことができたなら、キャスパーのように最高に幸せな結末が訪れるかもしれません。
■7:LIFE!(2014)
──自分を変えられるのは“自分だけ”
「理想や夢ばかりがふくらんで、現実ではなかなか踏み出せないという経験がある」──「はい」と答えた人は、この映画の主人公をきっと応援したくなるはず。
雑誌「LIFE」の写真管理部に勤務する主人公ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、変わりばえのない毎日を繰り返す平凡な男。唯一の趣味は、空想に浸ること。そんなウォルターは「LIFE」最終号の表紙を飾る写真が紛失したことをきっかけに、一大決心をしてカメラマンを探しに会社を飛び出していく。旅の先々ではそれまでの人生では考えられないような体験が待ち受け、ウォルター自身にも大きな変化が……。
臆病だった自分を変えて、一歩踏み出したウォルターの姿に、「変わりたい」と思っている人は思わず自分を重ねたり、きっと心を動かされます。
以上、新しい スタート を切りたいあなたにオススメの映画7選でした!最後までお読みいただきありがとうございました。気になった作品があったら、是非チェックしてみてください♪