エル・ファニングが主演を務める映画『ティーンスピリット』公開前に予習しておけば本編を2倍楽しめる!見どころを一挙ご紹介!
エル・ファニングが本格歌唱に初挑戦!力強い歌声に誰もが虜に
主演を務めるのは、『マレフィセント』のオーロラ姫役が記憶に新しいエル・ファニング。天才子役から、女優として確実にキャリアを重ねている彼女が、本作では人気オーディション番組「ティーンスピリット」に挑戦し、歌手を目指す田舎町のティーンエイジャー・ヴァイオレットを演じている。
「私は歌手として知られていなかったので、この役を貰うために歌手が出来るということを証明しなくてはなりませんでした」と振り返るエルは、本作への出演を交渉するため、監督を務めたマックス・ミンゲラに直談判したという。さらに、「マックス・ミンゲラに会って話をしたら、この映画を同じように捉えていたし、同じビジョンを持っていることが分かりました。それで余計にどうしてもこの役をやりたくなって、チャレンジを決意したんです」と監督との会話を通してより本作への思いが強くなったことを明かした。
『ラ・ラ・ランド』の音楽監督/音楽プロデューサーとして知られ、本作ではエグゼクティブ音楽プロデューサーと作曲を務めたマリウス・デ・ヴリーズと、3ヵ月もの本格的なボーカル・トレーニングを経たエルは、劇中全ての曲を吹替ではなく実際に歌っている。ミンゲル監督も「毎テイク完璧な歌を披露してくれた。映画を見るみんなはきっと彼女の歌声に驚愕すると思う」と手放しで絶賛。
オーディションの中で成長していくヴァイオレットの細やかな感情を繊細に表現している、エルの圧倒的な歌唱力に、誰もが虜になること間違いなし!
誰もが知るあの洋楽も!ヒット・チャートが盛りだくさん♪
『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーと音楽チームが手がけたといえば、音楽のクオリティは言わずもがな。音楽に対する愛が随所にちりばめられており、日本でもお馴染みのカーリー・レイ・ジェプセンとアウル・シティーのデュエット曲「Good Time」や、アリアナ・グランデの「Tatooed Heart」、昨今音楽シーンを騒がせているノルウェーの新鋭ポップスター・シグリッドのデビュー曲など、ヒット・チャートがふんだんに使われ、本作自体が最高のプレイリストと言っても過言ではない。
「楽曲はすべて脚本段階から決めていた」というミンゲル監督は、選曲について「まず、ストーリーを前へ推し進め、ヴァイオレットの心のうちを覗かせてくれるような楽曲であることが重要だった。彼女の心象風景を描くものとしてもストーリーを語るものとしても成立する楽曲でなければならなかった。だから自分のiTunesの楽曲リストにあるお気に入りの曲を無理やり押し込むことはせずに、シーンありきで楽曲について考えた」と、並々ならぬこだわりを見せている。極上のオリジナル・アレンジが加わったヒットソング満載で、観た後にきっとサントラを手に入れたくなる!
内気で気難しい少女の成長に、勇気を貰えるはず!
地理的にも経済的にもチャンスから隔離された田舎の小さな島で育ち、内気な性格だったヴァイオレットが、人気オーディション番組「ティーンスピリット」を通して自分の殻を破り、確固たる意志と自信を身に着けていく様子が描かれる本作。
この物語をを「典型的なシンデレラ・ストーリーではない」と宣言するミンゲラ監督は、「ヴァイオレットはパフォーマーとして確固たる力を持っているけれど、内なる葛藤が邪魔して、真の自分を表現しきれないでいる。だからオーディションで彼女は歌手としてだけでなく、人間としても試されることになる」と、ヴァイオレットに様々な試練が課せられることを明かしている。強力なまわりのライバルたち、手助けしてくれていた元オペラ歌手・ヴラド(ズラッゴ・ブリッジ)との衝突など、多くの壁にぶつかり何度も挫けそうになるが、それでも諦めず歌手を目指すヴァイオレット。彼女の魂のライブパフォーマンスには、きっと誰もが勇気付けられるはず!
そのほかにも、架空のオーディション番組ながら、「ティーンスピリット」の裏側で起きる合格/落選の悲喜こもごもや、音楽の才能溢れる若者たちの青春をリアルに描き出していたりと、青春映画としても、見どころが盛りだくさんな本作。叶えたい夢がある人、新年から前向きになりたい人の背中を押してくれること間違いなしだ!
映画『ティーンスピリット』は2020年1月10日(金)より全国公開
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