映画『一度死んでみた』大ヒット祈願ミサが10日、都内・青山迎賓館にて行われ、広瀬すず、堤真一、吉沢亮、浜崎慎治監督が登壇した。
父のことが死ぬほど嫌いな女子大生と、「少しだけ死ぬ薬」で死んで“おばけ”になってしまった父親を巡って巻き起こる騒動を描くコメディ。広瀬すず、堤真一、吉沢亮をはじめ、リリー・フランキー、小澤征悦、嶋田久作、木村多江、松田翔太、西野七瀬、城田優、佐藤健、池田エライザ、志尊淳、古田新太、大友康平、竹中直人、妻夫木聡らが共演。ソフトバンクCM「白戸家」シリーズなどで知られるCMプランナー/クリエイティブ・ディレクター澤本嘉光が脚本を手掛け、au「三太郎」シリーズなどのCMを手掛けるCMディレクター浜崎慎治が映画初監督を務める。
映画の大ヒット祈願では異例のチャペルでのイベント開催となった今回。牧師より祈りの言葉が贈られると、キャスト陣は「アーメン」と唱える一幕も。広瀬は「言葉が素敵すぎて、劇中でセリフとはいえ汚い言葉が多かったので反省しました(笑)」とにっこり。吉沢も「この映画にそんな深い意味が込められていたのかと。やっていた時は、ただただバカバカしいコメディだと思っていたんですが、改めてたくさんの人に観ていただきたいなと思いました」とコメントした。
チャペルは結婚式以来だという堤は、「指輪の交換の時に妻に指輪をはめようと思ったら『ん?何かが違う…』と。普通は左手じゃないですか。うちの嫁さん右手を差し出したんです(笑)その瞬間、人って何が違うかわからなくなるんでしょうね」とパニックになったエピソードを披露した。
見どころは「5分に1回くらい、『この人も!?』って知っている私ですら思ってしまうくらい本当にいろいろな方が出ています。(コメディエンヌぶりを披露している広瀬ではなく)こっちではなくそっちを観て欲しいです(笑)」とアピールした広瀬。吉沢は「すずちゃんのコメディめちゃめちゃ面白いです!デスメタルのライブシーンの迫力、完成度が高すぎるので観て楽しめると思います!」と笑みをこぼした。
一方、今回が初監督となった浜崎監督は、第43回日本アカデミー賞で助演男優賞に輝いた吉沢を、存在感が無さすぎる役どころに起用したことに「これだけ存在感のある日本アカデミー俳優を、あんなに存在感がない役でいいのかと。存在感なく撮ってしまったことは本当に良かったのかと心配になっています」とこぼしていた。
映画『一度死んでみた』は3月20日(金)より全国公開
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