ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ケイト・ブランシェットなど超豪華俳優が集結した話題作『ミケランジェロ・プロジェクト』。映画は、第二次世界大戦下にナチス・ドイツ軍によって強奪されたヨーロッパ各国の美術品を奪還すべく戦場に向かったある特殊部隊を描いた衝撃の実話。
文化の日にこの映画を応援する『ミケランジェロ・プロジェクト』来日(!?)イベントが実施され、「芸術家」の一面をもつ村上ショージ・クルーニーと、ジミー大西・デイモンが登壇した。
「映画に登場した超有名人の来日です!」という司会の呼びかけで現れたのは、軍服姿で口髭をつけたジョージ・クルーニーならぬ、村上ショージ扮する村上ショージ・クルーニー。司会が「参考までに教えてもらいたいのですが、来日してから覚えた日本語は何でしょうか?」と聞くと、「イエス!謝謝!ドゥーン!!」と不明な答えが。続いて登場したジミー大西は「すみません、どなたでしょうか?」と聞かれ、「ミスター マットデイモン!」と元気な返事。
劇中のハリウッド俳優になりきった二人、村上は、「この映画は実話なんですよ。一般の方がこれだけの事を成し遂げたということに、芸術に対しても改めて凄さを感じました。」とコメント。続いてジミーが、「ヒトラーがまさかこんなに芸術が好きだと思わなかったです。」と返すと、村上からは「普通や!」というツッコミが。
司会の「ショージさんは京都国際映画祭で墨絵をおかきになれたとのことですが?今後の野望はあるんですか?」という問いに村上は、「いや、もう二度としません。凄く手間がかかるんですよ。25日くらいかかって9枚も書いたんですけど、それで3万円しかくれいなんですもん。」と芸術からしからぬ答え。そんな村上は「ジミーちゃんはすごいよね。大阪マラソンのポスターも描いて、フルマラソンも完走。あなたお金のためだったら動くよね。」と振ると、ジミーは「チャリティーですよ。僕は一銭ももらってないですから。」と言いながらも、本当は2人とも描くことが好きな事を伺わせた。
画家としてのマル秘エピソードを聞かれたジミーは「絵の具を飲んだことがあります」と、衝撃の告白をし会場をどよめかせた。さらに、芸術のエキスパートだが戦争はド素人の“モニュメンツ・メン”について、村上は「戦火の中を、人のために動くって言うのは凄い。(映画は絵画の奪還を描いていますが)僕もジミーちゃんも、さんまさんに凄くお世話になって、お金をちょこちょこ頂いたり、別の意味で奪還してました(笑)」と笑いを誘った。
最後に、村上が「最初から最後まで全部観てください!途中から観たら分かりにくいです。素晴らしくて感動する映画です。」とコメントすると、ジミーは「ちょっと観れば分かります。最後から観ても分かります。」と、真逆のコメントを言い放ち、村上から総ツッコミ。気を取り直して村上が、「こういう芸術を愛する人がいたので、私たちが芸術を観ることができるし、芸術家を目指す人たちに夢や希望を与えられるんだと思います。」と、映画にエールを贈った。
【ストーリー】
芸術の専門家で結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン”は、美術品を奪還するため1944年7月フランス・ノルマンディーに上陸。ヨーロッパ各地を手分けして捜索するも、全ては奪われた後だった…。そんな中、敗北を悟ったヒトラーは、遂に「ネロ指令」―ドイツが敗北した際には全てを破壊すること―を発令し、一刻の猶予もなくなる。世紀の美術品は、どこに隠されているのか…。あることに気づいたとき、彼らの怒涛の快進撃が始まる!
11月6日(金)TOHOシネマズ シャンテ他 全国公開
配給:プレシディオ