全世界が注目するアニメーション監督・山田尚子の待望の完全オリジナル長編最新作『きみの色』をIMAXで観るべき理由とは――。

2024年8月23日

▶︎すべての要素にこだわり、世界最高レベルの臨場感を追求したのがIMAX

① 視界いっぱいの巨大なスクリーン
IMAXシアターに入ったら、まずはスクリーンの大きさに注目。床から天井、左右の壁から壁まで広がる大スクリーンはIMAXの特徴のひとつ。視野全体で映画を感じることができる。スクリーンと客席の距離が近く、表面も若干湾曲していることから、観客を映像が包み込み、まるで“映画の世界に入り込んだ”かのような臨場感を味わえる。

② 圧倒的な明るさ
特許を持つ独自の映像処理技術「デジタル・メディア・リマスタリング技術（DMR）」により、映画製作者の眼に映った映像を最大限のクオリティで表現が可能。上映に際しては最新鋭のプロジェクターを採用。それによって鮮明さと暖かみのバランスがとれ、細部までくっきりと映し出される明るくクリアな映像は、これまでにない圧倒的なリアリティをもたらす。その美しさに、きっとあなたも息をのむはず。

③ カラダの芯まで揺さぶる高精度なサウンド
お腹の底まで響く大音響から肩ごしに聞こえるささやき、さらに人の耳では捉えきれない音域までカバーすることで、微妙なニュアンスも忠実に再現。聴くというより、“全身で感じるようなサウンド”を実現している。カスタムな配置と完璧なチューニングで、実際に“その場にいる”かのような臨場感を生み出し、シアター内の“どこに座っていても”理想的なリスニング環境になるよう設計されているから驚きだ。

▶︎ 思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様を、まるで絵画のように美しい映像＆音楽で綴る『きみの色』を、IMAXで体感しよう。8月30日 (金) 公開

「けいおん！」シリーズ、『映画聲の形』(16)、『リズと青い鳥』(18）などで知られる山田尚子監督による最新作『きみの色』が、8月30日(金)よりIMAX他にて全国公開される。

思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様を、まるで絵画のように美しい映像で綴り、権威ある第49回アヌシー国際アニメーション映画祭に正式出品されたばかりか、第26回上海国際映画祭では、金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞するなど、早くも高評価を集めている本作。臨場感あふれるサウンドを実現し、映像を隅々まで色鮮やかに明るく映し出す巨大スクリーンのIMAXで鑑賞すれば、ポップで中毒性のある劇中歌「水金地火木土天アーメン」を、登場人物たちと共に思わず口ずさみたくなるほど没入できるはずだ。

物語の主人公は、キリスト教系の学校に通う女子高生・トツ子。人の感情を「色」として見ることができる不思議な能力を持つ彼女は、美しい「色」を放ちながらも、勝手に学校を退学したことを家族に打ち明けられずにいる少女・きみと、離島に住み、母親に医者になることを期待されている音楽好きの少年・ルイと古書店で出会い、バンドを組むことになる。

バンドの練習場所は離島の古教会。ピアノ担当のトツ子と、ボーカル＆ギター担当のきみ。そして、テルミン＆オルガン担当のルイ。それぞれ人には言えない悩みや秘密を抱えつつも、音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり……と、思春期ならではの悩みに直面しながらも、前へ前へと突き進んで行くトツ子たち。やがて訪れる学園祭、そしてついに迎える初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは――？

声の出演には、トツ子役に鈴川紗由、きみ役に高石あかり、ルイ役に木戸大聖と、いま注目の若手俳優たちを、およそ1600人もの候補者の中からオーディションでキャスティング。

また、お笑い芸人で声優初挑戦のやす子が、トツ子の寮のルームメイト・さく役を務めて物語に彩りを添えているほか、悠木碧、寿美菜子、戸田恵子といったベテラン勢に加え、トツ子やきみ、ルイを導くシスター日吉子役を新垣結衣が務めるなど、豪華な顔ぶれが集結。

そして、些細な日常を瑞々しく鮮やかに描き出す稀有な映像センスと、小さな心の揺れ動きさえ表現していく繊細な演出で、世界から脚光を浴びるアニメーション監督の一人となった山田尚子監督のもと、本作の脚本を担当するのは、映画『猫の恩返し』やTVアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ほか、『映画聲の形』TVアニメ「平家物語」など、山田監督とも、幾度となくタッグを組んできた吉田玲子。

また、音楽・音楽監督を、『映画聲の形』、『リズと青い鳥』などの山田作品の他、TVアニメ「チェンソーマン」のサウンドトラックも手掛ける作曲家の牛尾憲輔が担当。劇中歌「水金地火木土天アーメン」をはじめ、数多くの劇伴を唯一無二と言える才能で生み出している。

一方、本作のキャラクターデザインの原案は、山田監督がもともとそのイラストのファンであったダイスケリチャードが担い、キャラクターデザイン・作画監督を、TVアニメ「平家物語」(22）で山田監督と初タッグを組んだ、小島崇史が担当。さらには、サイエンスSARUがアニメーションを制作し、日本を代表するロックバンドのMr.Childrenが、本作のために主題歌「in the pocket」を書き下ろすなど、強力な布陣となっている。

トツ子、きみ、ルイが結成したバンド“しろねこ堂”が劇中で披露する、ポップでエモーショナルな楽曲の数々を、まるで講堂の最前列でかぶりつきで聴いているかのように体感できるのは、圧倒的な映像美と高精度なサウンドを届けるシアター設計のIMAXならでは。全世界が注目するアニメーション監督・山田尚子による「音楽×青春」の集大成となる完全オリジナル長編最新作『きみの色』を、IMAXで体感しよう。

（文・渡邊玲子）