10月11日に公開する映画『ぶどうのなみだ』の先行上映会が25日、大阪にあるTOHOシネマズなんば本館で行われ、主演の大泉洋と三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇。大泉の軽快なトークで、終始、和やかな舞台挨拶となった。
10月11日に公開する映画『ぶどうのなみだ』の先行上映会が25日、大阪にあるTOHOシネマズなんば本館で行われ、主演の大泉洋と三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、2011年1月に公開された『しあわせのパン』に引き続いて、三島監督が北海道を舞台に制作したもの。前作に続いて北海道出身の大泉洋が主演、共演にはシンガーソングライターの安藤裕子、若手実力派の染谷将太らを迎えている。
大泉は「美しい景色をさらに美しく、北海道の人が見ても驚くくらい、本当に素敵に撮っていただいた」と見どころを語り、「私の顔にもこだわって撮ってくれる監督は三島監督だけ。ほかの人はブサイクだろうがむくんでいようがお構いなしですからね」と“大泉節”を炸裂させた。
さらに三島監督が「(大泉演じる)アオは、ストイックで格好いい役なので、むくんでいたらダメ。そこはこだわって撮りました」と明かすと、すかさず大泉は「なので、むくんだ日はなんとかしようとメイクさんに『シャドウ! シャドウ!』と言いまくっていました。そしたら顔が真っ黒になっちゃった」と、会場を沸かせた。
三島監督は「大好きなアオのセリフで“何億年でも待つよ”っていうセリフがあるのですが、結果をすぐに求めるのではなく、何億年も待てるって素敵なこと。そんな長い時の流れを感じながら、この映画を楽しんでいただけたら嬉しいです」と作品に込めた思いを語った。
大泉は「特にご飯やワインがとても美味しそうに映っていますので、お腹が空いている人、ワイン好きな方は危険! この後レストラン予約してますか? ぜひワインが飲めるお店に行ってください」と観客へ忠告。さらに「この映画は本当に人の苦悩などが丁寧に描かれており、僕ら北海道人から見ても、こんな場所あったんだと驚かされるような素敵な場所がたくさん映っております」「ワイン作りの難しさや、たくさんの北海道の魅力を、この映画を見て感じていただけたら嬉しいです」と作品をPRした。
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【Story】
北海道・空知。父親が残した葡萄の樹と小麦畑のそばで、兄のアオ(大泉洋)はワインをつくり、ひとまわり年の離れた弟のロク(染谷将太)は小麦を育てている。アオは“黒いダイヤ”と呼ばれる葡萄ピノ・ノワールの醸造に励んでいるが、なかなか理想のワインはできない。そんなある日、キャンピングカーに乗った一人の旅人が、突然2人の目の前に現れた。エリカ(安藤裕子)と名乗る不思議な輝きを放つ彼女は、アオとロクの静かな生活に、新しい風を吹き込んでいく。
配給:アスミック・エース
10月11日(土)より全国ロードショー
公式サイト http://budo-namida.asmik-ace.co.jp/
(C)2014『ぶどうのなみだ』製作委員会