マイケル・ムーア『世界侵略のススメ』特別映像、 世界4位の経済大国ドイツでは休日中の部下にメールすると法律違反!?

マイケル・ムーア監督最新作、“世界侵略”をテーマにした映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』が5月27日に全国公開される。この度、ムーアが世界4位の経済大国ドイツの深層に迫る特別映像が解禁となった。

マイケル・ムーア

超過激なアポなし突撃取材と歯に衣着せぬ物言いで、社会問題を独自の視点で一刀両断してきたムーア。これまで、銃規制や対テロ戦争、医療保障、資本主義などアメリカ国内に巣食うタイムリーな問題を取り扱ってきた彼が、最新作で描くのは“世界侵略”。ムーアが様々な国に存在する“ジョーシキ”を根こそぎ略奪し、アメリカに持ち帰るさまを描く侵略ドキュメンタリー。

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

ドイツを訪れたムーアの前に現れたのは、紺のシックなスーツにシャレたネクタイで決めたスキンヘッドのビジネスマン。彼は1971年に創業されたドイツ屈指の文具メーカー“ファーバーカステル社“の人事部長R.ヘイエン氏だ。映像では「社員に要望を聞いている」と言い切る彼に「社員を管理する側なのになぜ?」とムーアが食いつく。会社を”監視し、提案もする”というドイツの労働者に対して「提案を吞むのは騒がれないため?」とムーアが鋭く突っ込むと、ヘイエン氏は「いい発想はまさに現場の声」だと応じる。「ウソだろ、(この映画の)撮影用?」と更に問いただすムーアに、「本心だ。社員が賢くて助かっている」と、ドイツ企業の“成功の秘訣”は企業と社員とのリレーションにあるのだときっぱりと断言している。

さらには、ドイツでは休暇中の社員に接触するのは違法という驚くべきジョーシキも切り取られており、多くの企業は終業後の社員にメールを送らない規則を採用しているという内容も映し出されている。

映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は5月27日より全国公開

【CREDIT】
監督・製作・脚本・“侵略”:マイケル・ムーア
原題:WHERE TO INVADE NEXT
配給:KADOKAWA

©2015, NORTH END PRODUCTIONS

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