クリスマス直前!ちょびっとブラックなクリスマス映画10本をご紹介。DVDをレンタルする際などの参考にしていただければ!
『サンタクローズ』
ひょんなことからサンタクロースになる契約をしてしまった父親のドタバタコメディ。離婚し一人暮らしを送っている玩具会社のエリート・ビジネスマンのスコットは、ふとしたことからサンタクロースの仕事を引き継ぐ契約「サンタクローズ」を結ぶ。離れて暮らす息子のチャーリーは大喜びし、学校でも自分の父親がサンタクロースだと紹介してしまう。母ローラと再婚相手の精神分析医ニールはスコットをチャーリーから遠ざけようとする。スコットは、急に体重が増えヒゲが濃くなり、サンタクロースらしい容姿になっていく。クリスマスイブの夜、スコットはチャーリーと共に子どもたちにプレゼントを配りに行くが、チャーリーが姿を消したことで、ローラたちはスコットを誘拐犯と警察に通報し……。
『バッド・サンタ』
前科一犯、離婚歴二回、重度のアルコール依存症で借金まみれの中年男がデパートでサンタに仮装し働いているが、実は彼はそれを隠れ蓑に毎年クリスマスに金庫破りを繰り返していた。そんな悪いサンタをいじめられっ子の少年サーマンは本物のサンタだと信じ込んで付きまとうようになり……『ゴーストワールド』のテリー・ツワイゴフ監督が描くブラック・コメディ。製作総指揮はコーエン兄弟。
『素晴らしき哉、人生!』
クリスマス映画の名作。田舎の小さな町で日々真面目に働くジョージは不運な出来事により大金を失い、絶望してクリスマスの夜に自殺を図ろうとする。そのとき彼の前に、翼がまだない見習い天使が現れ……。「ぼくなんか生まれて来なければよかった」と言う彼に天使は「もしも彼が生きていなかったら?」という仮定の世界を見せる。ジョージが生きてきた人生は素晴らしいものであったのだと示すために。
『天使のくれた時間』
『素晴らしき哉、人生!』をモチーフに、多忙なビジネスマンが「もしもあの時、違う道を選んでいたら?」という別の人生を生きることで愛の大切さを知るファンタジー映画。13年前に反対する恋人ケイトを押し切り、仕事で成功するためにロンドンに旅立ったジャック。13年後、ジャックはニューヨークで大手金融会社社長として優雅な独身生活を満喫していた。クリスマス・イヴを一人で過ごす彼は、立ち寄ったスーパーで不思議な黒人青年と出会う。その夜、自宅で眠りについた彼が目を覚ますと、庶民的な家のベッドに寝ていて、隣には13年前に別れたはずのケイトがいた。ケイトと2人の子どもに囲まれたジャックは、ありえたかもしれない「もうひとつの人生」を経験していく。
『バットマン リターンズ』
主人公バットマンよりもクリスマスのゴッサム・シティを暴れまわる怪人たちの物悲しさ、悲哀の方にティム・バートン監督が感情を寄せた陰鬱で暗黒な映画。親に捨てられたペンギンの人生もミシェル・ファイファー演じるキャット・ウーマンの人生もただの怪物ではなく、差別や偏見で生まれる被害者として描かれている。
『暗闇にベルが鳴る』
アメリカやカナダで有名な都市伝説“The Babysitter and the Man Upstairs”がモチーフとしたスラッシャー映画。クリスマス・イヴ、雪が降るカナダのとある女子学生寮でパーティーが行なわれていたが、その最中に不気味な電話がかかってくる。これが惨劇の幕開けとなり、学生が次々と何者かに殺されていく……。主演はオリビア・ハッセー。
『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』
サンタクロースの国フィンランド発のブラック・ユーモア満載のダーク・ファンタジー。クリスマス・イヴを迎えた北フィンランドの田舎町に住む少年ピエタリはサンタクロースが恐ろしい存在だと信じ、トナカイ猟師の厳格な父と過ごしていた。そんな中、国境付近の山に封印されていた本物のサンタクロースが、一攫千金狙いの多国籍企業により掘り出されようとしていた……。なんとサンタクロースは悪い子を食べる悪魔に仕える妖精で全裸の老人として登場。「レア・エクスポーツ」=希少な輸出品の意味するものとは……?
『グレムリン』
チャイナタウンの骨董屋で見つけた不思議な動物「モグワイ」を発明家ペルツァーはクリスマス・プレゼントとして息子に贈る。ペットとして飼い始めるが、「モグワイ」には水に濡らさないこと、太陽光線に当てないこと、真夜中すぎにエサを与えないことの三つの誓いが必要だった。この誓いが破られた時、かわいいモグワイは凶悪な怪物グレムリンへと増殖していく……。SFブラック・コメディであり、大人も子どもも楽しめるモンスター映画。
『ダイ・ハード』
クリスマス・イヴの夜、NY市警察のジョン・マクレーン刑事は別居中の妻ホリーに会うため、ホリーが務めているナカトミ商事のクリスマス・パーティへと向かう。しかし、ビルはテロリストに突如占拠されてしまう。妻を人質に取られ孤立無援のマクレーン刑事が、妻の救出と敵の壊滅のため奔走する。
『ホーム・アローン』
言わずと知れた当時10歳だったマコーレー・カルキンの出世作であるコメディ映画。クリスマスの家族旅行で、ー家総出でパリに行くことになっていたが、しかし当日の朝、息子のケビンだけ出発のどさくさでひとり家に取り残されてしまう。一人暮らしを満喫するケビンだったが、2人組の泥棒がやってきた。ケビンは家を泥棒から守るべく、日用品などで家中に仕掛けを作り、泥棒たちの撃退作戦に出る。子どもがゲーム感覚で楽しむ撃退法がなかなか過激で残酷。