『北の零年』『北のカナリアたち』に続く“北の三部作”最終章、『おくりびと』の滝田洋二郎が監督を務める吉永小百合120本目の出演作となる『北の桜守』が2018年春に全国公開される。この度、新たに篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛、笑福亭鶴瓶らの出演が発表された。
今回、吉永小百合が演じるのは“江蓮てつ”。樺太で家族と暮らしてたが、ソ連の侵攻により、土地を追われ、北海道の網走へと辿りつく。凍えるような寒さと食べるものがない程の貧しい生活の中で、息子・修二郎を命がけで守り抜き、修二郎を育てた後も、一人、夫を待ち続けながら、網走でひっそりと暮らしていく。
これまでに、大人になった修二郎を堺雅人が演じることが発表されていた本作。今回新たに発表されたのは、堺扮する修二郎の妻・江蓮真理役に篠原涼子、闇米屋として貧困に喘ぐ江蓮親子に仕事を与える菅原信治役に佐藤浩市、吉永演じる江蓮てつの夫・徳次郎を阿部寛がそれぞれ演じる。篠原と佐藤は揃って吉永とは初共演。阿部は2014年に『ふしぎな岬の物語』で甥っ子役で共演して以来、今回は夫役で吉永と再び共演する。ほか高島礼子、中村雅俊、笑福亭鶴瓶、岸部一徳ら日本映画界を代表する豪華キャスト陣の出演が発表された。
映画『北の桜守』は2018年春全国公開