どっちが本命？ウディ・アレン新作『カフェ・ソサエティ』“2人のヴェロニカ”を捉えた場面写真解禁

2017年4月8日

『ミッドナイト・イン・パリ』のウディ・アレン監督最新作、ジェシー・アイゼンバーグ主演『カフェ・ソサエティ』が5月5日に公開される。この度、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリーが演じる“2人のヴェロニカ”の姿を収めた場面写真が到着した。

『さよなら、さよならハリウッド』『ミッドナイト・イン・パリ』に続き、監督としては史上初の3度目のカンヌ国際映画祭の開幕上映作品となった本作。1930年代のハリウッドを舞台に、映画産業で働くことを夢見てニューヨークからやってきた青年が美しい女性と恋に落ち、そして時代の象徴とも言える映画スターや著名人が集まるきらびやかな上流階級社会“カフェ・ソサエティ”の熱狂に陥ってゆくさまを描くロマンティック・コメディ。

キャストには、『ローマでアモーレ』以来ウディ作品に出演2本目となったジェシー・アイゼンバーグを主演に、“シャネル”の美しい衣裳を身にまとうヒロイン役に『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワート、共演にブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、パーカー・ポージーなど華やかなスター俳優が顔を揃えた。ナレーションはアレン自身が務めており、撮影監督はアカデミー賞撮影賞に3度輝く“生ける伝説”ヴィットリオ・ストラーロが担当する。

本作では、人柄もルックスもチャーミングな秘書ヴェロニカ（愛称ヴォニー）を演じたクリステン。「ヴォニーには私が持ち合わせていない軽薄な部分がある」と語り、そのため監督のウディ・アレンからは「陽気さと軽やかな雰囲気を出すように」と注文があったことを明かしている。「この映画には、“もしかして”があふれていて、それが私を愛おしくさせる。なぜなら、それが人生だから」と本作のビター＆スウィートなラブ・ストーリーについても振り返った。

一方、ボビーの前に現れる美しきもうひとりのヴェロニカを演じたブレイク・ライブリーは、本作で描かれる“愛”について「この脚本で好きなのは、それぞれの登場人物に深く愛されるだけの理由があるところ。愛され方が異なっている。ある人は少し愛され、ある人はとても愛される。特に理由はなくて、気持ちや相性の問題に尽きるわ。愛というのは、誰かが他の人より優れていることを意味するのではなく、誰があなたの心をよりときめかせるか、ということなのよ」とコメントを寄せている。