『ミッドナイト・イン・パリ』のウディ・アレン監督最新作、ジェシー・アイゼンバーグ主演『カフェ・ソサエティ』が5月5日に公開される。この度、シャネルの衣装提供も見どころの一つとなっている本作から、衣装を手がけたスージー・ベンジンガーのインタビューが到着した。
『さよなら、さよならハリウッド』『ミッドナイト・イン・パリ』に続き、監督としては史上初の3度目のカンヌ国際映画祭の開幕上映作品となった本作。1930年代のハリウッドを舞台に、映画産業で働くことを夢見てニューヨークからやってきた青年が美しい女性と恋に落ち、そして時代の象徴とも言える映画スターや著名人が集まるきらびやかな上流階級社会“カフェ・ソサエティ”の熱狂に陥ってゆくさまを描くロマンティック・コメディ。
キャストには、『ローマでアモーレ』以来ウディ作品に出演2本目となったジェシー・アイゼンバーグを主演に、“シャネル”の美しい衣裳を身にまとうヒロイン役に『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワート、共演にブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、パーカー・ポージーなど華やかなスター俳優が顔を揃えた。ナレーションはアレン自身が務めており、撮影監督はアカデミー賞撮影賞に3度輝く“生ける伝説”ヴィットリオ・ストラーロが担当する。
下記インタビューでは、ウディ・アレンと7作品も仕事を共にしているスージーが、ウディについて、そして作品の見どころについて赤裸々に語っている。スージーのイラストとセクシーな下着姿のクリステンの写真も到着した。
スージー・ベンジンガー インタビュー
──ウディ・アレンとは7回も仕事を共になさっていますが、彼について、あなたの印象を教えてください。
ウディは素晴らしい人よ。彼は脚本を書くのがとっても早くて私が知る誰よりも働き者ね。一日中働き、脚本を書くか編集作業をするか、そうでない時はクラリネットを吹いている。他のどの監督にもできないようなハードスケジュールで仕事をしているわ。以前は年に2本、今は年に1本のペースで映画を撮っていて、去年はTVシリーズを入れると2本よね。
みんなウディの早いスピードについていくので精一杯!スケジュールを見たキャストが「1日5シーンもやるなんて無茶よ!」とよく言うけど、ウディは大丈夫なの。彼の頭は一時も休まないし長年の経験で撮るものが明確になっているの。でも女優たちには同情するわ。ブレイク・ライブリーは台本を手に持ってトレーラーやヘアメイク室まで走って移動していたのよ!
──『カフェ・ソサエティ』お気に入りのシーン
クリステン・スチュワートとジェシー・アイゼンバーグの海辺のシーンよ。ウディもスタッフも砂の上にいて、みんな波を被ってびしょ濡れ。ジェシーに着せていた本物の1930年代のパンツも濡れてしまって、スタッフは大笑いよ!ドラマチックなシーンだけど、見るとみんなが笑ってた光景を思い出す。私は普通の人と同じように映画を楽しむことができないの。撮影の時の苦労を思い出してしまうから。
──クリステン・スチュワートとジェシー・アイゼンバーグについて
この映画で一番の喜びは、クリステンとジェシーと一緒に仕事ができたこと。ウディはわかってないけど、ほとんどの俳優にとってウディとの仕事はとても緊張するもの。でも、2人はお互い仲が良くて、周りを楽しませる、本物のプロだった。一番初めにセットに現れて、最後にセットを出るような人なのよ。どんな監督でも2人と仕事をするのは最高だと思うわ!
映画『カフェ・ソサエティ』は5月5日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開
【CREDIT】
監督&脚本:ウディ・アレン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、パーカー・ポージー
提供:KADOKAWA、ロングライド 配給:ロングライド
公式HP:movie-cafesociety.com
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