マイケル・ファスベンダー×アリシア・ヴィキャンデル『光をくれた人』が5月26日(金)に公開される。この度、ファスベンダーのインタビュー映像が到着した。
プロデューサーと主演を務めた『アサシン クリード』来日プロモーション時に行ったインタビュー映像。劇中では、心閉ざし孤独だけを求めオーストラリアの孤島で灯台守となったトムを演じたファスベンダー。そんな孤独だったトムに再び生きる力を与えてくれたのは、アリシア・ヴィキャンデル演じるイザベルで、2人の深い絆で結ばれた夫婦愛をはじめ、様々な“愛”の形が描かれた本作。
“純粋な愛”を描く本作の脚本を読んで、「とにかく感動した」というファスベンダー。もともとデレク・シアンフランス監督のファンでもあり、「監督とこの脚本で映画を撮るのであれば、それは断る理由はない」と出演を即決したことを告白。これまでの作品でも“演技”を越えたリアルを求めるシアンフランス監督は、本作でもわずかなキャストとスタッフだけで人里離れたロケ地で共同生活を行い、徹底的にリアリティを追及。
ファスベンダーは当初「仕事と私生活はある程度距離を置きたいと思っていたので、正直最初は悪夢だと思った」と言い、実際にロケ地で共同生活を過ごし「監督と自分たちでスクリーンを設置し“映画ナイト”を催したり、バーベキューをしたりした」と撮影裏話を披露。滞在中、見るのも嫌になるくらいたくさんのザリガニを食べたり、初体験のヤギの乳しぼりに興味深々になったりと、大自然での共同生活を存分に楽しんだ様子だ。「様々な技術とは無関係の生活を送り、大自然に身をさらすことができたのは貴重な体験だった。日の出と日の入りの美しさや、吹き荒れる風の大変さを味わい、結果的に素晴らしい経験になった」と語っている。
ファスベンダー演じるトムがヴィキャンデル演じるイザベルに心を開いていくシーンが、観ている側まで幸せに感じられるほど印象的である本作。ファスベンダーは「アリシア以外、イザベル役は考えられない」と話し、「彼女の過去作品は観たことがなかったが、撮影初日から彼女に特別なものを感じた。近々大物になるだろうってね。とても素直な演技が出来るし、何に対しても果敢に攻めることができる女優」と、ヴィキャンデルの魅力を明かした。
『光をくれた人』という邦題にちなみ、ファスベンダーにとっての“光をくれた人”について、「いろんなものが光をくれる。音楽も刺激を与えてくれるし、家族や親戚、友人も光を与えてくれてきた」と語ってくれた。
映画『光をくれた人』は5月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開
【CREDIT】
監督:デレク・シアンフランス
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ
配給:ファントム・フィルム
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