本年度の賞レースを席巻し、アカデミー賞最有力候補と話題沸騰中の『Call Me By Your Name(原題)』が2018年春に日本公開される。この度、本作がアカデミー賞の前哨戦となるゴッサム賞で作品賞とブレイクスルー俳優賞のダブル受賞を果たした。
本作は、1983年の北イタリアを舞台に、家族で避暑地に訪れていた17歳のエリオと、父が招いた24歳の大学院生オリヴァーの激しく儚い一夏の恋を描く。主人公のエリオを『インターステラー』のティモシー・シャラメが、オリヴァーを『コードネーム U.N.C.L.E.』アーミー・ハマーがそれぞれ演じる。監督をルカ・グァダニーノが務める。
11月24日に全米公開となり、既に『それでも夜は明ける』『ムーンライト』など、オスカー受賞作品の興行成績を上回り(初週末スクリーンアベレージ比較)大ヒットを記録している。そんな本作が、独立系映画の製作に携わる人々を支援する、インディペンデント・フィーチャ ー・プロジェクト(IFP)主催「第27回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」 にて作品賞とブレイクスルー俳優賞(ティモシー・シャラメ)の二冠を達成した。
ゴッサム賞とは、アカデミー賞の前哨戦として注目されており、歴代では『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『スポットライト 世紀のスクープ』『ムーンライト』と3年連続で同賞の作品賞に輝いた作品が、アカデミー賞でも作品賞を受賞するという結果になっている。
『Call me by your name(原題)』の本年度ノミネート歴
・インディペンデント・スピリット賞
作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、編集賞の合計6部門ノミネート
・第27回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード
作品賞、脚本賞、ブレイクスルー俳優賞の合計 3 部門ノミネート
⇒ 作品賞、ブレイクスルー俳優賞(ティモシー・シャラメ)受賞
映画『Call Me By Your Name(原題)』は2018年春、TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開
【CREDIT】
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマーほか
提供:カルチュア・パブリッシャーズ/ファントム・フィルム
配給:ファントム・フィルム