『冬きみ』岩田剛典、人生初の三大都市で大ヒット“弾丸”舞台挨拶!「初の単独主演映画で地元に帰ってこれて嬉しい」

映画『去年の冬、きみと別れ』舞台挨拶が17日、大阪・福岡・名古屋にて行われ、岩田剛典と土村芳が登壇した。

去年の冬、きみと別れ
舞台挨拶/大阪

鑑賞者に向けて公開週末実施された劇場出口調査では10代・20代の鑑賞者たちの満足度並びに“もう一度観てみたい”が約95%と配給のワーナー映画作品比較でも驚異的な数字を打ち出し、女性を中心に幅広い世代が劇場に足を運び、男女共に楽しめるサスペンス要素に加え、男性も進んで観に行きやすいラブストーリーでもあるため、10代後半~20代後半のカップルたちの鑑賞も目立つ。

舞台挨拶に登場したのは、主人公の記者・耶雲恭介を演じた岩田剛典と、耶雲がスクープを狙う猟奇殺人事件の被害者・吉岡亜希子を演じた土村芳。亜希子は天才カメラマン・木原坂雄大(斎藤工)のモデルを務めていた盲目の美女で、撮影中にろうそくが転倒し、火の海にまかれて死亡した。実は、耶雲の元恋人でもあった亜希子。耶雲と亜希子の関係性は公開前にはネタバレにつながる為、岩田と土村揃っての登壇イベントは初日舞台挨拶のみだった。

去年の冬、きみと別れ
舞台挨拶/福岡

まず初めに訪れたのは、大阪。大歓声の中、登場した岩田は「大阪のみなさん、おまたせいたしました(笑)。おはようございます。岩田剛典です」と挨拶を披露し、会場を更に盛り上げる。土村も「本日は本当にこんなにたくさんの方に見にきていただけて、とても嬉しく思ってます」と、初めての大阪での舞台挨拶に感慨深げに挨拶。

さらに、2人に大阪での思い出や印象などを尋ねると岩田は「昨晩もすき焼き食べに行ったお店に人が集まっており、見知らぬおばさんにハグされた」という大阪らしいエピソードを披露すると会場は大盛り上がり、土村は大阪の印象を「食べ物がおいしくて、なんですかね、、会話が楽しい」と答えると、すかさず岩田が「それってうるさいってこと(笑)?」とツッコみ、会場は笑いに包まれた。

映画鑑賞後の舞台挨拶であり、せっかく訪れたからにはと、来場者から映画の感想を聞くことに。「今日で2回目だけど、前回より味わい深く観れた」、「本当に何度も観て答え合わせがしたくなる映画だった」など複数回観たとの感想を受け、「何度も観てもらえると思うし、自信作なのでもっと色んな人に観て欲しい」など岩田はコメント。土村も「何度も観てもらえて嬉しいです」と笑顔を見せる。

さらには、2人への質疑応答も実施することに。貴重な機会に来場者全員大興奮。 “もしも映画のように大切な人を失ったらどうなるか”との質問に「法律は犯せないので、心が病んで行くと思う」と岩田。土村は「そこまで愛されてみたい」と答えた。大盛り上がりの質問大会だったが会場は惜しまれつつも締めの言葉に、岩田は「久しぶりの大阪、皆さんの顔を見れて嬉しいです。そして、これまで映画の宣伝でダマし、ダマされと言って来ましたが、それに加え、僕は本当に面白いと思う映画が出来たと思ってます。更に何度も見て欲しい」との言葉を残し、短き時間を惜しみながらも大阪の会場を後に。

去年の冬、きみと別れ
舞台挨拶/福岡

2番目に訪れたのが、福岡。「福岡の皆さん元気ですか?何度来ても福岡はご飯が美味しいイメージがある」と福岡の思い出を語る岩田。土村も「以前に撮影で来て、その時もご飯が美味しかったですよ」との福岡の印象を披露。

また、公開から1週間経ての今の気持ちを聞かれ岩田は「タイトルと観た後の内容に戸惑っている人も多いかと思いますが、この作品は心から面白いと思った作品なので、まだまだ沢山の人に観て欲しい」と話すと、土村は「今まで自分の役柄的に友達に内容を言えなかったけど、やっと言える!という気持ちです」と、重要な役柄のため中々話せない事が多かった苦労を語った。また、MCからの騙された人はという問いに、会場のほぼ全員が挙手、会場からはオーッの声がこだました。

福岡でも場内から感想を募集し、質疑応答を実施。大阪同様に盛り上がりを見せ、土村は「本当に何度でもおかわりできる作品なので、まだ観てない方にも観て欲しい」と語り、岩田は「この作品は本当に魂を込めて演じた作品、この作品に出演でき、人生観が変わりました。なのでもっと多くの人に広めて欲しい」とメッセージを贈り、次の会場へ。

去年の冬、きみと別れ
舞台挨拶/名古屋

最後の舞台挨拶の地は、名古屋。大歓声と万雷の拍手と会場からの「おかえりー」の声に迎えられ「ただいま、名古屋!」と岩田が一言、会場は大盛り上がり。続けて「大阪、博多、名古屋とまわって、疲れたぁ、福岡から名古屋に来た飛行機なんて本当に小さくてびっくりした。でも楽しかったー。こうして初の単独主演映画で地元に帰ってこれて嬉しく思います」と初の単独主演にて並々ならぬ熱い想いと共に、地元・名古屋凱旋の心境を露わに。

去年の冬、きみと別れ
舞台挨拶/名古屋

また、「名古屋コーチンにお味噌にと、食べ物美味しいですよね」と土村はコメント。この舞台挨拶でも感想と質問を場内から募集し場内は大盛り上がり。これまでの反応を聞かれ、岩田は「色んな意見を貰っているが、こうゆう作品に呼ばれて素直に嬉しい。自分としても挑戦した、ターニングポイント的な作品です」と、本作への自信を公言。

最後は「見終わった後に、不思議な感覚になったのではと思います。何度も何度も見て欲しい」と土村。そして岩田が、「この作品に本当に参加出来て良かった。そして今まで貰った沢山の感想を、もっと広げて行きたい」との言葉を贈り、温かな空気の中、舞台挨拶は終了した。

【特集】“俳優”岩田剛典の魅力── ラブストーリー、サスペンス、濃密なドラマまで!役の振り幅に注目(https://eigaland.com/topics/?p=70952


中村文則が初めて挑んだキャリア最高傑作との呼び声高い小説を原作に描かれる本作は、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件の真相を追う新進気鋭のルポライター・耶雲恭介の姿を描くサスペンス。人間の内面に深く肉薄した究極の「愛」を描きながら、1ページ、1ページと、予断を許さないストーリーが猛スピードで展開していく。

謎の焼死事件の真相を追うルポライター・耶雲恭介を岩田剛典が演じ、耶雲の婚約者・松田百合子役に山本美月、耶雲が事件の取材ルポタージュの提案をする週刊誌・編集者の小林良樹役に北村一輝、耶雲の取材対象者であり事件の被告である世界的フォトグラファー・木原坂雄大役に斎藤工、木原坂の姉で弟を事件からかばう朱里役に浅見れいなが名を連ねる。監督を『脳男』『グラスホッパー』などで知られる瀧本智行が務める。

映画『去年の冬、きみと別れ』は全国公開中

(C)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会

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