エル・ファニングが主演を務める映画『メアリーの総て』が今冬12月に公開される。この度、本作の予告編が解禁となった。
200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」。この恐ろしくも哀しい〈怪物〉を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった。本作では、19世紀のイギリスを舞台に、これまでヴェールに包まれてきた、彼女の波乱に満ちた人生を初めて映画化した。
可憐で聡明、そして不幸であるほど才能が開花してゆくメアリーに魂を吹き込むのは、『マレフィセント』『パーティで女の子に話しかけるには』『ネオン・デーモン』などで知られるエル・ファニング。傑作小説「フランケンシュタイン」誕生に隠された、あまりに不幸でスキャンダルに満ちた天才女流作家・メアリーの人生を演じきる。
作家を夢みる少女として、愛する人と出会い希望に満ちた人生を信じるメアリーの姿から始まる本映像。後に孤独な怪物「フランケンシュタイン」を産み出すとは思えない、幸せな時間が流れたのも束の間、徐々にメアリーに不幸の影が忍び寄っていく。我が子の死、愛する人の裏切り…どうあっても「絶望」から逃れられない、わずか18歳の少女は、次第に執筆活動に取り憑かれていき…。孤独の淵に落ちたメアリーが、もがき、葛藤する中で傑作を生み出していく鬼気迫る様子が映し出されている。
観る者の胸に突き刺さってやまない、メアリーの哀しくも美しい人生を、エル・ファニングがエモーショナルに表現している他、無神論者で自由主義、奔放に生きてメアリーを創作へと“追い込む”詩人のパーシー・シェリーには、『ノア 約束の舟』のダグラス・ブース、異母妹のクレア役には『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』のベル・パウリーなどの姿も確認できる。
合わせて公開された場面写真では、英国調のドレスを身にまとう美しいエルの姿や、後に名作「吸血鬼」も生んだ、文学史を変えた伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」に繋がる一幕も解禁された。
映画『メアリーの総て』は12月にシネスイッチ銀座、シネマカリテほか全国順次公開
(C)Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017