『メアリーの総て』エル・ファニング、ベッドシーンに挑んだ決意 女優としての魅力を開花

12月15日(土)公開の映画『メアリーの総て』より、主演のエル・ファニングからコメントが到着した。

メアリーの総て

200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」。この恐ろしくも哀しい〈怪物〉を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった。本作では、19世紀のイギリスを舞台に、これまでヴェールに包まれてきた、彼女の波乱に満ちた人生を初めて映画化した。

可憐で聡明、そして不幸であるほど才能が開花してゆくメアリーに魂を吹き込むのは、『マレフィセント』『パーティで女の子に話しかけるには』『ネオン・デーモン』などで知られるエル・ファニング。傑作小説「フランケンシュタイン」誕生に隠された、あまりに不幸でスキャンダルに満ちた天才女流作家・メアリーの人生を演じきる。

メアリーの総て

これまで謎のベールに包まれてきた女流作家、メアリー・シェリー。18歳で絶望を味わい、逆境を跳ね除けて「フランケンシュタイン」という傑作小説を生みだした彼女は、女性として“時代”と戦った先駆者でもある。当時、「若い女性だから」という理由だけで、あらゆる出版社から「フランケンシュタイン」の書籍化を拒否され、ようやく完成した初版にはメアリーの名前は刻まれていない。だが、メアリーはそんな困難にも立ち向かい、最終的には自らの名義で「フランケンシュタイン」を出版、現代にも名を残す女流作家として名を馳せている。

メアリーの総て

そんなメアリーを演じたエル・ファニングは、偶然にも、フランケンシュタイン執筆時のメアリーと自分の年齢が近いこと、斬新な考え方が似ていることから、自分にとって理想的な役柄だと感じたのだとか。

メアリーの総て

「いろんな意味で、時代のずっと先を行っていた女性を描いている脚本に、とても心を惹かれたわ。でも、これまで誰も彼女の人生を演じていなかったから、かなり緊張して恐ろしさも感じたの。それでも、とびきり特別な物語だから、人々に知ってもらわなければならないと決意した。」と明かし、その決意を表明するかのように、劇中、初めてとなる本格的なベッドシーンにも挑戦している。

いま20歳を迎えているエル・ファニング。少女から女性へと代わりゆく儚い一瞬をメアリーと共にスクリーンに刻み込み、作家としての才能を開花させたメアリー同様、女優として、新境地とも言える魅力を本作で披露している。

映画『メアリーの総て』は12月15日(土)よりシネスイッチ銀座、シネマカリテほか全国順次公開

(C)Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

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作品情報

メアリーの総て

メアリーの総て

4.0
2018/12/15(土) 公開
出演
エル・ファニング/ダグラス・ブース/ベル・パウリ―/トム・スターリッジ ほか
監督
ハイファ・アル=マンスール