4月5日(金)公開の映画『バイス』より、ディック・チェイニー本人と、演じるクリスチャン・ベールを並べたそっくり写真が到着した。
本作はジョージ・W・ブッシュ政権(2001-09)で、アメリカ史上最も権力を持った副大統領、ディック・チェイニーを描いた社会派エンターティメント。チェイニー副大統領役にクリスチャン・ベールが扮するほか、チェイニーの妻役にエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役にスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役をサム・ロックウェルが演じる。
監督は『マネーショート』で、第88回アカデミー賞「脚色賞」を受賞、作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・脚色賞の主要5部門にノミネートされ世界中からその手腕を認められたアダム・マッケイ。製作はプランBエンターテインメントが手掛け、代表であるブラッド・ピット本人がプロデュース。
クリスチャン・ベールがディック・チェイニーを見事な演技で魅了し、ゴールデングローブ賞では、主演男優賞を受賞した本作。第91回アカデミー賞では、俳優部門を総ナメし8部門にノミネートされた。1月30日(水)に45歳を迎えるクリスチャン・ベール。なんと、デェック・チェイニーも、1月30日生まれ(78歳)。この記念すべき日に、クリスチャンと、チェイニー本人のそっくり写真が公開された。
20代から60代までのチェイニーの人生を、約20キロもの体重を増やし、髪を剃り眉毛を脱色するなどの見た目だけでなく、演技の面でも完璧なアプローチで演じたクリスチャンの、完璧な変貌ぶりが伺える。
今回『バイス』でクリスチャン・ベールがディック・チェイニー役を演じるにあたって行った肉体改造は、体重を約20キロ激増し、髪を剃り眉毛を脱色のほか、毎日3~4時間のメイク時間を要して20代~60代と年齢に応じた肌の色・つや・シワなど再現し、チェイニーの20代~60代の引退後までを演じきっている。
肉体改造を行なったのは、2017年4月から約半年間。同年10月に撮影開始をするために、パイをたくさん食べたり、ご飯1杯に15個の卵を入れたりするなど、健康的に体重を増やせるよう、今回は栄養士にマネジメントを頼んでいる。ただ、体重の増減をすることに対して、家族に反対されていることをゴールデン・グローブ賞の授賞式で語っていたクリスチャン。彼の肉体改造を見られるのは『バイス』が最後かもしれない。
昨年のアカデミー賞で、ウィンストン・チャーチルを演じ主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン。クリスチャンはチェイニーを演じるにあたって、ゲイリーに相談したとvariety.coで語っている。
「ゲイリー(・オールドマン)に全部話したんだ。僕らの役へのアプローチは、まったく違っていた。僕は自分自身の体重を増やす以外にやり方を知らなかったんだよ!その時は増量の途中で、丸々太った子供みたいだった。ゲイリーに電話して『(ウィンストン・チャーチルの)役をやる時はどのくらい太った?』と聞いたら、『太ってない』と。僕は『なんだって?』と思った。もうすでに増量を始めてた自分がバカみたいだよ!(映画の特殊メイクが)こんなに進歩していたのを知らなかったんだ。」(出典:https://variety.com/2018/film/podcasts/playback-podcast-christian-bale-sam-rockwell-vice-1203088649/)
映画『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開
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