クリスチャン・ベールが主演を務める映画『バイス』より、第91回アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いたグレッグ・キャノンのコメントが到着した。
クリスチャン・ベールの驚異の変身について、メイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いたグレッグ・キャノンは、クリスチャンをチェイニーへ変身させる大仕事について「最初に聞いたときは“ワオ、これは面白い!”と思った。この手の映画はメーキャップので記事左右されるので、なかなかのスリルだ。クリスチャン・ベールをディック・チェイニーに見えるようにするのは技術的に難しかったが、うまくいったときは最高の体験になったよ!」と語る。
キャノンは撮影開始の約6ヶ月前、ベールの頭部と顔の3次元の型を取るところから外見作りに取り掛かり、次に彼とそのクルーは、シリコンを彫刻し成形したという。また、ベールはロケ地によって、予定時刻の午前7時にはセットに立てるように、出発時間が午前2時になることもあったという。しかし「クリスチャンは長時間にわたって顔をいじくりまわされたが、イライラしたりしなかったし、とても愉快なんだ。彼と仕事ができたのは最高の贅沢だった」と語っている。
さらに、本作を一足早くみた漫画家「ゴルゴ13」のさいとうたかをは、メイクアップについて「役者の演技もすごいが、だんだんと歳を重ねていくメイクアップを観るだけでもこの映画は値打ちがある。あれほどのメイクアップは、これまで観たことがない」と絶賛のコメントを寄せている。
映画『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開
(C)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.