人気バンドMr.Childrenの最新曲「Starting Over」が、細田守監督の映画『バケモノの子』の主題歌に起用されることがわかった。あわせて、Mr.Childrenボーカルの桜井和寿は、「すごい映画を観てしまった」「この素晴らしい作品に、微力でも携われることに大きな誇りを感じています」と喜びのコメントを発表した。
『時をかける少女』(2006年)『サマーウォーズ』(2009年)『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などで国内外で高い評価を受ける細田守監督の3年ぶりとなる最新オリジナル・アニメーション『バケモノの子』の主題歌をMr. Childrenが担当することが明らかになった。
映画『バケモノの子』は、両親と離れ離れになった9歳の少年・丸太と、彼を引き取った熊のようなバケモノの奇妙な師弟関係を軸に描かれる冒険活劇。人間界の街「渋谷」とバケモノたちの棲む異世界「渋天街(じゅうてんがい)」を舞台に、彼らの修行と冒険、壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など、様々なエンターテインメントの要素が詰め込まれた作品となっている。
主題歌となったのは、Mr.Childrenの6月4日に発売されるニューアルバム『REFLECTION』収録の「Starting Over」。映画製作陣が『バケモノの子』を世代を問わず多くの人が楽しめる「夏休みの国民映画」を目指すべく、国民的人気バンドのMr.Childrenに主題歌を依頼する中で、細田監督が「Starting Over」の歌詞・楽曲ともに映画の世界観を表現していると絶賛したことから、決定に至った。
この度、新たに公開された予告編および特報では「Starting Over」がフィーチャーされ、その歌の一部を聴くことができる。
バケモノ・熊徹役の声優を役所広司が務め、渋谷から渋天街に迷い込み熊徹の弟子となる主人公・丸太の声を宮崎あおい(少年期)、染谷将太(青年期)が担当。ヒロインの少女・楓の声を広瀬すずが担当するほか、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、山口勝平ら錚々たる俳優や声優陣が参加している。
桜井和寿(Mr.Children)コメント
「凄い映画を観てしまった。1人の父親として、それから試行錯誤を繰り返す作家のハシクレとして、込み上げてくる感情に胸が苦しくなった。この素晴らしい作品に、微力でも携われることに大きな誇りを感じています。」
細田守監督 コメント
「Mr.Childrenさんと映画「バケモノの子」がコラボレーションできることを、大変光栄に思います。映画『バケモノの子』は、ひとりぼっちの少年の成長譚であり、主題歌「Starting Over」は、少年が思春期の戸惑いを打ち破る、戦いの唄です。タイトルの「新たな出発」という意味を噛み締めて、どうぞ聴いてみてください。」
映画『バケモノの子』は7月11日より全国公開。
Mr.Childrenのニューアルバム「REFLECTION」は6月4日発売。
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